これが「おいしい給食」の最期の作品なのだろうか。

そう思うと、この映画のラストシーンで粒来ら教え子の生徒たちが校歌を歌い、甘利田先生に感謝の気持ちを伝えるシーンでの甘利田先生のように号泣してしまいそうだ。

 

TVドラマ版シーズン1~3,映画版3作とここまでヒットしたのも、学校給食という日本人なら誰もが一度は経験しているテーマと、なんといっても市原隼人の甘利田先生というキャラクターの作りこみに対する情熱の賜物だろう。

こんな魅力的なキャラクター、そうそういないと言える。

 

ストーリーは敢えて細かくは書かないが、今回も甘利田先生は給食愛を貫きとおし、修学旅行先で出会った他校の食育の考え方に、真っ向から反論する。その中学校にはかつての同僚だった御園先生(武田玲奈)がおり、奇跡の再会を果たす。

劇中、やはり甘利田先生は御園先生に惚れていたのだ、ということがわかるが、MATTは御園先生のみならず宗方先生(土村芳)、比留川先生(大原優乃)も好きだぞ。

 

それはさておき、、、

甘利田先生はまたも他校とのトラブルを起こしてしまい、またも転勤を余儀なくさせられてしまう。今度は沖縄だ。別れの日に給食配膳員の牧野(いとうまい子)に出会うが、甘利田の転勤を知って自分もなぜかアロハシャツを買ってしまったと告げる。いつも甘利田の移動先に勤務していたのはもしや、、、、というまさかのストーカー疑惑が発覚し、ホラーな要素までぶち込んできた。

 

それから劇中、珍しい演出が。それは甘利田先生と粒来のやり取りが、甘利田先生のモノローグ抜きバージョンで流れたこと。例えばそれは「孤独のグルメ」で松重豊のモノローグが無い、五郎さんの食事風景を見せつけられるようなもの。これはなかなか斬新だった。

 

本作はシーズン1から一貫して給食の魅力を謳ってきた。

それは給食は単なる食事ではなく、一緒に青春時代を過ごす仲間とともに、楽しい記憶として未来に残すものだということだ。

甘利田先生が毎回給食時間に異常なまでの情熱を注ぐのを見て、そういえば給食の時間っていろんな食べ方を競ったり、どうやったら美味しく食べられるか、などみんなでワイワイやっていたっけ、、、、と記憶が蘇った。

そんな楽しい記憶が少しでもあれば、人生豊かになるものだ。

 

映画版での出演者は片桐仁、赤座美代子など。

シーズン3で出演していた、モーリー・ロバートソンも回想シーンで出てきたが、モーリーさんは今年の1月に残念ながら亡くなられた。ご冥福をお祈りしたい。

 

何度も書いてしまうが、いつか給食カフェに行ってもう一度給食を食べてみたい。

定年したら実現してやる。。。。