先週、母親の実家に帰った時のこと。
岐阜市内方面にあるマーサに出かけて、用事を済ませて帰る途中。
ちょっと寄り道を思いついた。
小学生から中学生の頃は、夏休みというとここ岐阜の親戚の家に帰ってきて、数週間ほど過ごした。それは子供だったMATTにとっては親から離れてのびのび遊べる、楽しい時間だった(親も子供から手離れして嬉しかったはず、、、)。
今では市町村合併で市になったが、昔は村だったこの町。
小さな集落で子供の脚でも自転車であっという間に一周できた。
その村、もとい町をFD2で流していく。
まず子供の頃よく通った、「よろず屋」はもちろんというか閉店。
その先を走ると右手にアメ車ばかりを扱った個人ディーラーが。
それも大量のピックアップにマッスルカーが。なんでこんなところに・・・?
更に行くとなんだかこぎれいな工場がある。
後で調べると中京地区資本の会社だった。
ずっと走っていくと、その先には湖がある。
人口湖でダムになっており、昔はよくボートに乗りに行ったりしたものだ。
もう10年以上行っていないので、ちょっと見に行くことにした。
狭い道はところどころ車がすれ違えないほど。こんなに狭かったか・・・?
S字カーブを何度も過ぎて到着。

そこは静かな空間だった。
人っ子一人いない。
もっとも、昔もそんなに賑わう場所ではなかったけど。

思ったより湖が小さかったのに驚いた。
子供の頃はすごく大きく感じたけど、それってあるあるだよね。

ボートの営業はやっていないようだ。

セミの鳴き声だけがこだまして、何とも癒しの空間になっている。

ここでカラオケ大会とかやっていたのだろう。
今でも使うのだろうか。。。

陳腐な表現になるが、まさに時間が止まったかのような風景に、
懐かしさと寂しさの入り混じった感覚を噛みしめる。
基本的には何も変わらず、湖はそこにあった。
ちょっとホッとした瞬間だった。

ここには子供の頃は自転車で、高校生になってからはバイクで来たことがある。
そして何十年後に、FD2とやってきた。
変わらない場所があるというのは、人にとっては良いことなのかもしれない。
そう思ったある夏の休日だった。