私は姑に泣きながら話しているにも関わらず



夫の悪口は言わなかった







浮気や借金、夫婦の現状をただ説明していただけで



自分の気持ちを姑には言わなかった。




感情的な表現は一切なし。






こんな状況なのに


したたかにも


自分を守っていた私。





夫の悪口を言ってしまったら・・・


私に良いことなんて何もないとわかっていた。




私が姑に泣きながら話したのも理由があった。




夫よりも先に今の現状を姑の耳にきちんと入れたかったから。






夫が自分のことを棚にあげて


私がキチガイになったとか


家事をやらないとか


いい加減な説明をされたくなかったから。





浮気・借金・夫の言動


が理由でキチガイになったと知っていてほしかった。







よくある男性の前で可愛い子ぶっている女性。


男性の前で声を上げて可愛い子しているのに


女性の前では・・・黒い女。





あれと同じで


私、姑の前で思いっきり可愛い嫁をかぶっていました。




夫の悪口なんて一切言わず、


けれど


夫が実際していた行動を大げさに姑に報告。




しまいには・・・


「トン吉さんの言うように、私が全部悪いんですぅ~」



なんて言っちゃっていた私。




あの頃の私は自分自身の気持ちがわからなかった


別れたいと思ったり


やり直したいと思ったり


夫に仕返しをしたいと思ったり


夫と前のように仲良しになりたいと思ったり


数分で気持ちがコロコロ変わっていた。




そんな不安定な気持ちをさらけ出すなんて出来なかったし


言いたくもなかった。