Hello there,
澤田英語学院のMattです。
今回解説する1級の空所補充問題は
The Mitchell Map
TOEFLでは必須ですが、
英検では珍しいアメリカ史についての話です。
そのため、背景知識を先に知っておくと
解説もわかりやすいと思います。
今回は数奇な運命をたどった地図が
実はアメリカの独立に大きな影響を与えた話です。
もっと詳しい記事はこちらになります。
The Unlikely Story of the Map That Helped Create Our Nation
日本では昔から、地図は
土地を管理し、生活に密着している
大事な文献です。
それは、アメリカ大陸のような
大きな土地を管理するにあたって
必要不可欠なものになります。
原住民のネイティブアメリカンには、
ひどくはた迷惑な話ですが、
アメリカ合衆国ができる前は、
北米大陸はイギリスとフランスで
領土争いをしていました。
18世紀においても、
イギリス本国とフランス本国でも
何度となく戦争や抗争が続いています。
大航海時代でやっていた通り、
イギリスは新天地を領土化して、
そこからの商品や税金で
本国の戦争費用を捻出しようとしています。
（26）
アメリカの担当だったイギリス政府の高官である
Earl of Halifax (ハリファックス伯爵) がいました。
1750年に当時まだイギリス領のヴァージニア州出身の
John Mitchell は彼の園芸や栽培の能力を通じて、
イギリスの貴族や高官と仲が良くなりました。
その噂を聞いたハリファックス伯爵は、
フランス軍の侵略(intrusions)を防ぐために、
政府の援助をあつめるために、
現地に詳しいジョンに
アメリカの地図を作るように
依頼しました(commission)。
その結果、
「世論と政治的意見を変えるのに役立ちました」
そのため、ハリファックス伯爵の
当初の目的(objective)は成功しました。
そのため、正解は３
(27)
しかし、戦争にかかったお金で
イギリスの負債は高騰し、
Stamp Act(印紙条例)で
アメリカの領土から税金を取り始めた。
もともと、イギリスと確執があった
アメリカ領はこの出来事により、
独立に向かいました。
そして、また別のフランス軍との戦いが
「高い代償」になった。
そのため、正解は３
(28)
アメリカの独立戦争後、
アメリカ軍の勝利のちに、
イギリスとアメリカの交渉
(パリ条約)において、
Mitchell's mapは
アメリカ側に大きな恩恵を与えた。
(28)の文章は読解にもよくある
仮定法の文章です。
had he been
と疑問文でもないのに、
倒置が行われていることに
気づけるといいでしょう。
動詞も、
would have disapproved
「彼が地図でやりたかったやり方」
と違うといっていたでしょうに。
となるので、正解は4となります。
歴史系の文章で前にあった
古代エジプトの話よりかは
流れが読みやすいでしょう。
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(千里の道も一歩より)
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