専修大学で行われているIMA国際経営者協会の寄付講座に出てきた。
寄付講座のシラバス
第一回目はタワーズワトソンの淡輪さんの講義。
この講座は日本の大学の講義の中では画期的だった。
なんと学生達にテーマ設定をし、考え、発言するという機会を与えているのだ!!
聞くだけの授業で、考える力のない人々を産む教育。
そんなお仕着せのプログラムに一石を投じる内容だった。
ナビゲーター役はヒューマネクストの浜本社長。
目線を学ぶ者たちに合わせて発言してくれ、
とても優秀なナビゲーターだった。
後半45分間のワークショップの中で、
学生たちが自分達の意見、主張を繰り広げているさまはまさに圧巻だった。
教室は学生の声で満たされ、蜂の巣のようにうなり声を上げていた。
教育はこういう方向に変わっていかなければならないと痛感する。
学びは考え、その考えを主張できるために行われる。
自分の意見を持たないで、考えた歴史もなく、世界で通用する人材にはなれない。
確かに聞いてノートを取って、結局、発言することも、自分の意見を持つこともなく、
そして学校を卒業して社会に出るという日本。
結果、世界での発言も弱いし、危機的な状況を迎えている。
日本の社会の中でも考える人材の必要性が圧倒的にましている。
今までの大学が提供していた講義は聞いてわかりやすくて、アカデミックであればよかった。
でも、教授陣の自己陶酔型が多く、受ける側の学生の能力の向上はそっちのけに
なっていた。基礎能力を向上させる期間に聞くだけの体質を育んでしまう。
そんな最も罪作りの大学教育に一石を投じる役目も果たしているようだ。
大学教育はこれからは発言できる、考えを持っている、あるいは考え続けている
そういう素地開発をすることに重点を置くべきだと思う。
そういった意味でも研修で結果を出している企業群がこぞって力を貸している
このプロジェクトは素晴らしい試みだと再認識する。
二週間前までに事前に申し込みが必要だとのこと。
申し込み imaoffice@imaj.or.jp