食用油について | メモらんだむ

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先日ジャ○コに行って食品売り場で食用油を調べてみると、遺伝子組み換えでないという表示があるものは一切無かった。一つもないのだ。これにはちょっとびっくりした。

もちろんさまざまなメーカーが出している「特定保健用食品」のジャンルのものも含めて一切ない。

もちろん開示義務が無いからなのだが、消費者を守る姿勢がお国にもメーカーにも小売にもない。

ということは全部のメーカーが遺伝子組み換えの原材料を使用もしくは混入の可能性があるということなのだ。


もちろん背景には大量の原材料を依存しているアメリカの農業で、

キャノーラと大豆そしてコーンの遺伝子組み換えが脈々と進行しているということもある。

しかも油脂原料で輸入するのなら何も規制がないのが現状。


そして、大手小売側もこの事態に妥協し、消費者が知らないと思って図に乗りすぎているのではないか?


2000年にアメリカで起きたスターリンク事件を覚えていないのだろうか?

スターリンク(遺伝子組み換えトウモロコシ)という家畜用の飼料原料にしか回してはいけないトウモロコシがかのクラフト社の製品に混入しており全米で44人がアレルギーなどの症状を訴えたという事件で、またびっくりすることに輸入を禁止している日本にもスターリンクが飼料用や加工食品用として入ってきていた。


ジャスコのトップバリューなどのブランドは欺瞞なのだろうか?消費者の利益を第一に考えているわけではなさそうだ。そもそも手に入るものしか並べないのだろうか?と思ってしまう。


それでも、消費者は実は静かに企業の姿勢を見ている。

データだけではわからないなぜならなぜか買わなくなってくるからだ。


物が売れないのは景気が悪いせいだとか、消費者心理が冷え込んできているとか言う前に

消費者がどういうものを選び始めたのか考えたほうがいい。

少々高くても国産の農家の生産した遺伝子組み換えでない大豆かなたねの食用油を手に入れたいと思ったのであった。