2017年11月07日(火) 22時19分54秒

たかがチェーンオイル?いやいやそれどころの話ではありませんよ【潤滑油の真実】

テーマ:ありやこれやの話

こんにちは、矢野です。

 

今日は、チェーンオイルについて書きます。

 

が、始めに言っておきます。

僕は、潤滑の専門家でもないし、頭脳明晰でもないので

今から書くことは、ほとんどがWAKO'Sさんの資料の受け売りです。

「それ、違うと思うんだけど」と思っても突っ込まないでください(笑)。

 

さて、本題です。

事の始まりは、商品を販売するにあたって内容を熟知しておきたいので、

「作った人の『こうやって使ってほしい』という資料があったら、いただけませんか?」

とWAKO'S営業さんにお願いして、貰った資料でした。

 

その内容たるや驚愕とも言えるレベルだったので

 

これを、みなさんに何とか伝えられないものか?

と資料を読むわけですが、改めて感じたのは池上彰氏の凄さです(笑)。

分かりやすく伝えるって、めっちゃ難しいです。さんざん悩みましたが諦めました。

 

だらだらと書くしかない(笑)。

脳内思考能力分野が狭小な僕には、これしかなさそうです(笑)。

前半部分で簡潔に書きまして、

もうちょっと知りたい方向けに後半に少しだけ詳しく書きます。

 

では、まず結論を書きます。

 

①チェーンオイルは、自転車専用のものを使うのが一番。

②チェーンの洗浄も、チェーン専用のものを使うのが一番。

③チェーン洗浄のタイミングは、ねじって音が確認するのが、一番。

④チェーンオイルは、走る前の晩に注油して、翌日朝に吹き上げるのが一番。

 

結構な前振りをしたわりには、案外シンプルな内容ですが

専用のものを使えば、チェーンの性能を100%発揮出来て、楽に走れる事は間違いありません。

文章を読むのが苦手な方は、この結論まででオッケーです。

 

後は、来店していただけたら、僕がしゃべります(笑)。

「めんどくさいので、全部やってほしい」と言う方は、

僕がやりますので安心してください(有料ですが)笑。

 

 

①チェーンオイルは、自転車専用のものを使うのが一番。

 

「チェーンオイルって、ミシン油でも、エンジンオイルでも、いいんでしょ?」

これ、よく言われます。

 

確かに、きしみ音は消えるので「いいんじゃね?」ってなりそうなんですが

自転車用以外のオイルを使うと、遠心力で飛び散りやすいのはもちろんの事ですが

実は、力がかかった時(グッとペダルを踏んだ時)に重くなっちゃうんです。

力がかかってない時(手でペダルを回したりとか)には軽いので、「そんな事あるかい!」

って思っちゃいそうですが、事実なんです。僕も知りませんでしたが(笑)。

 

自転車専用でないオイルを使った場合に起こることはですね、、、

 

サラサラのオイルを使えば、

軽いギヤでクルクル漕いでいるときは、軽いんですが

重いギヤでグイグイ漕いでいるときには、重くなります。

 

ねっとりとしたオイルを使えば、

軽いギヤでクルクル漕いでいるときは、重いんですが

重いギヤでグイグイ漕いでいるときには、軽くなります。

 

これを説明するのは、むっちゃ難しいので(そもそも完全に理解してませんし笑)

一言でまとめるならばですよ、これが「オイルの性質」なんです。

(気になる方は「ストライベック曲線」を調べてみてください。)

 

つまりですね、

使うオイルの種類によって、自転車専用でないものを使うと、

無駄な力を使っちゃいますよ。

ってことなんです。

 

世の中にオイルって、ものすごい種類、モデル、グレードがあるんですが

それぞれ「目指すべき目的」が違うので、中身も違ってくるんです。

サラサラのオイルがあったり、ねっとりとしたオイルがあったりするのは

「この状況でスムーズに動かしたい」という目的が、それぞれ違うからなんです。

 

オイルの中身って、ベースオイルと添加剤、この2つが入ってます。

基本的な性能は、ベースオイルによって決まるんですが

添加剤の種類を変えることによって、「専用なオイル」に変身させる事ができるんですね。

 

これをご飯に例えるなら、

ベースオイルが白飯で、添加剤は調味料(ふりかけとか、しょうゆとか)

そんなイメージで大丈夫です。

 

世の中には、添加剤屋さんなる業種が有りましてですね

「エンジンオイルにしたいなら、コレ」「ミシン油にしたいなら、コレ」といった感じで

ミックスふりかけ的な添加剤セットがいろいろ用意(種類は無限)されているんです。

普通のオイルブランドは、そこから選んで混ぜて、オリジナルのオイルにするわけです。

 

自転車のチェーンオイルはですね、実は、使う状況がかなり特殊なんです。

 

オートバイなら、エンジンパワーが人力とは比べ物にならないくらい強力ですから

常に負荷が高い状態(自転車ならグッと漕いでいる)になっていて

その条件に合わせたオイル(ねっとりとしたオイル)を選べば良いのですが

自転車の場合は、人力でペダルを漕ぐという

負荷が高くなったり、低くなったりする状態が繰り返されるので、特殊なオイルが必要なんです。

 

つまりですね、自転車用チェーンオイルって

ペダルをグッと踏んだ瞬間は、オイルをねっとりさせて

ペダルを軽く回している瞬間は、オイルをサラサラにさせる。

わかりやすく言うと、こういった性能が求められるわけです。

 

これを、実現させているのが、添加剤。

この添加剤のコントロールってのが、すごいんです。

 

これ、例えですので実際にはちょっと違いますが

オイルの中に入っている、ねっとりさせる添加剤とサラサラにさせる添加剤がですね

ペダルが一回転する間に、瞬間的に入れ替わり続けている(金属面の陣取り合戦)んです!

 

コレを知ったときには「そんなことが可能なのか!」と驚きましたが

いいチェーンオイルは、この能力を持っているんです。

WAKO'Sは、セットの添加剤を使うのではなく

イチから配合してますので、この瞬間切替が絶妙に作られています。

 

WAKO'S チェーンルブ(1600円)

これが、どの状態でもペダルを漕いだ時の軽さに繋がります。

無駄な力を使うことなく、楽に走れる。チェーンオイルって、縁の下の力持ちなんです。

 

これを数値で表すと、4%のパワーアップだそうです。

ベアリングをセラミックにしたって、ここまでの効果はありません。

 

数字だけ聞いても、「ふーーーん」くらいなもんですが(笑)

例えばですね、益田にお住まいのロードバイク乗りの方にとって

「1回登ってみるか?」的なポイント、クリーンセンターまでの登りですが

ここは、距離2.5km 平均勾配5.8%あります。

 

ここを、10分で走っていたとしますね。

チェーンを掃除して、チェーンルブを吹いて走ればですよ、

計算上では9分40秒にまで、短縮できるんです!

あくまで参考値ですよ。人力側の力が安定している前提での話ですから(笑)。

 

ここで重要なのはですね、タイムアップではなくて

チェーンが綺麗な状態なら、そのタイムアップ分余裕を持って楽に走れる

ってことなんです。

 

パーツ交換して、同じ余裕を得るには、結構お金いりますからね(笑)。

チェーンオイル、抜群のコストパフォーマンスを誇ります♪

但し、汚れは軽さを邪魔しちゃいますから、掃除は重要になりますよ。

 

②チェーンの洗浄も、チェーン専用のものを使うのが一番。

③チェーン洗浄のタイミングは、ねじって音が確認するのが、一番。

 

ここでまたまた良く聞く話ですが

「灯油で洗うのが一番で、パーツクリーナーでもいいんでしょ?」

 

正直、この意見も否定はしてなかったワタクシですが、

これ、間違ってました。

 

灯油、パーツクリーナーは、油に対する洗浄力は抜群なんですが

チェーン内部の汚れ、異物(砂とか)に関しては、取り除く能力を持ってないんです。

フッ素なんかは、パーツクリーナーでは溶けません。

つまり、内部に残っちゃいます。

 

砂などの異物ってのはですね、オイルの膜よりも大きいですからね

詰まって、一気にその軽さを邪魔して、これまた重くなっちゃうんです。

そして、そのまま使えばチェーンの金属は削れていきます。

理屈を知ると、気持ち的にそのままにしておけなくなりますよね(笑)。

 

それを、どうやって確認するんだよ!

確かにおっしゃるとおりです。僕もそう思いました(笑)。

 

チェーンの汚れのチェックはですね、

チェーンを進行方向に対して横回転方向にねじってやるんです。

 

シャリシャリしたら、オイルが切れてるサイン。

ガリガリしたら、異物が入り込んでるサイン。

 

これで、判断するといいですよ♪

 

で、ベストなクリーナーはですね、

汚れを浮き上がらせて内部から出す能力を持つタイプです。

 

WAKO'S チェーンクリーナー(1500円)

これは、溶剤と汚れ、異物が混ざり合ったままの状態で、「乾かない」事が特徴です。

しっかりと混ざり合わせるために、専用で作られた豚毛のブラシが付属されていますが

レディには好まれない「枝毛」を利用して、細かな隙間までブラッシングが可能。

枝毛としては、「我が居場所得たり!」さぞかし誇らしいことでしょう(笑)。

 

使い方は、簡単です。

チェーン、ギヤ、ディレイラーなどに吹き付けて

豚毛ブラシでこすって、チェーンに関してはローラーをきちんと回してやることが重要。

あとは、水で流してやれば、「乾かない」溶剤と汚れ、異物が、

一緒に流れ落ちます。気持ちイイくらい落ちます♪

 

水が使えない状況の方には、泡の力で汚れを浮き上がらせて吹き上げる。

というタイプの洗浄剤があります。

 

WAKO'S マルチフォーミングクリーナー(1000円)

これは、吹き付けると泡がどんどん膨らむ性質を持ってまして

細かな隙間に入り込み、汚れ、異物を浮き上がらせます。

シリコンが入っていませんので、タイヤ、ブレーキなどに吹き付けても全く問題ありません。

ディレイラーの調整ねじ部に吹き付けると、入り込んだ砂が浮き上がる様は、感動的でもあります(笑)。

拭きあげれば、残るのは水分のみ。という洗浄能力持ってます。

 

これで、オッケーです♪

WAKO'Sのチェーンルブなら、濡れたまま吹き付けても大丈夫です。

 

水置換性という特性があってですね、これがまたすごいんですが

水分を押しのけて、オイルがチェーンに張り付いていきます。めっちゃ便利です♪

 

④チェーンオイルは、走る前の晩に注油して、翌日朝に吹き上げるのが一番。

 

で、ここでまたまたポイントです。

吹き付けたチェーンオイルですが、余分なオイルをふき取るのは、次の日がおすすめです。

チェーンの隅々に染み込ませるために、チェーンルブには溶剤が含まれているんですが

一晩あれば揮発してなくなり、その隙間にオイルがどんどん浸透していきますので

次の日にふき取ると「濃いオイル」になるんです♪

 

これで、メンテナンスは、完璧です!

 

機能性以上に

自転車は、汚れているより綺麗なほうがかっこいいですからね♪

是非、メンテナンスを楽しんでみてください♪

 

BEFORE

 

AFTER♪

 

 

これを19日(日)のまつしま秋サイクリングのランチタイムに

WAKO'Sさんお営業さんに実演してもらいます。

是非、その目で確かめて、聞きたい事はどんどん聞いちゃってください♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

ちょっとディープな内容を書いておきます。

矢野専用、忘備録とも言います(笑)。

 

自転車の駆動系フリクションロスは、8%

これを摩擦係数の少ない潤滑油を使用することで、4%まで減らせる。

 

油膜の厚みは、1~3ミクロン

砂などの異物は、10ミクロン以上あるので

入り込んだらオイルの性能は台無し。

 

サラサラなオイルは、混合領域では抵抗は少ないけど、

高荷重で漕ぐ境界(極圧)領域で油膜が切れやすいので重くなる。

ねっとり系のオイルは、混合領域では抵抗は多いけど

高荷重で漕ぐ境界(極圧)領域で油膜が切れにくいので軽い。

ストライベック曲線が、それを物語る。

耐摩耗性と耐極圧性は、相反する。

 

添加剤によって、この特性を変える。

自転車の場合、極圧性が強いので添加剤の影響は大きいが水に弱いため

大量に入れることが出来ない。9:1くらいが理想。

必要な時だけ働いてもらうのが添加剤の理想で、消費された後はゴミとなって

逆に潤滑の邪魔をするようになる。

チェーンが黒くなるのは、添加剤の劣化でもある。

 

ドライ系のチェーンオイルでは、添加剤の瞬間切り替えは油膜がないので起こらない。

境界潤滑領域での抵抗は増えるが、砂などの異物が付きにくいというメリットがある。

150w以下の力で走るなら、ドライ系のほうが軽く走れる。

 

チェーンオイルの寿命は、1000~2000kmとされるが

異物の混入などで、現実的には200~300kmとされている。

 

こんなとこでしょうかね。。。

もうあれです。脳内から煙が出始めてます。

おっちゃん、限界です(笑)。

 

 

 

 

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