10年前。
職場の天井の一部が落ちてきて、
パソコンが床に落ちた。
当時娘を預けていた保育園に
電話がなかなか繋がらない。
職場で泊まることは考えられず
不安になりながらも、
都内から徒歩で自宅を目指して歩く。
そんなあの日から10年。
その間に、
再婚したり
父が亡くなったり、
引っ越したり、
転職したり
新たな仕事をするようになったり
多くの変化があり
家族を突然亡くす悲しみも知ったからこそ
震災で家族を失った人の悲しみを思うと
胸が締め付けられる。
私は何人かの人を傷つけて、悲しませ、
迷惑もかけた。
その事実は変わらない。
ただ、この10年、
その時その時、ベストを尽くして
全力で生きてきたように思う。
見た目にはわからない人の悲しみ、そして強さに気づける感性を持ちたい。
2021.3.11