ここ最近、私は泣くことが激減しているということに気づいた。

大学受験に立て続けに失敗した頃
離婚を決めた頃
シングルマザーとして生き始めた頃
そして、父が急逝したとき
悲しかったことはたくさんあったが、
たぶんそれで一生分の涙を使ったんだと思っている。

さて、私はコーチングを仕事のひとつにしているが、
言葉の力は実感として持っているけれども、
時に言葉以上の力を持つものの存在を目の当たりにする。

それは、音楽。


これは、人の心の中に流れている音楽が聴こえるという、オルゴール職人のお話し。

そして、もうひとつ。
この映画、
この予告動画には含まれていないシーンだけど、
ラの鍵盤をポーンと叩くシーンがある。

それを聴いた瞬間に溢れ出す涙。
自分でも信じらない体験。
そこで泣くのはたぶん映画館でも私だけだったと思う。
普通に考えると、感動を呼ぶシーンではないので。

ただ、私の場合は
父が調律師だったので、
そのラ音だけで、いろいろな記憶が引っ張り出されたんだと思う。




音楽の持つ力にただ圧倒される。

そして、人の心の中の音楽が聴こえない私は
オルゴール店の職人に
ジェラシーに似た感情すら感じてしまう。

私は人の話を聴けているだろうか。
聴き取れないまでも、
その人の内なる音楽を聴こうとしているだろうか。

よかったらあなたの音楽も聴かせてください。