本日は我が町「大東市」に小学校の石像や銅像で薪を背負い読書をしている姿が記憶に残る二宮金次郎
さんの7代目ご子孫が講話にこられました。
私は主催者側の立場で講演会に参加しました。
受講者は小学校や中学校の校長先生、管理職の教職者の方々でした。
テーマは「思いやりの心を育てる」でした。
講師のお名前は中桐万里子氏で二宮の姓は祖母の方がご結婚された折りに中桐に変わったそうです。
しかし、DNAは二宮尊徳の遺伝子を受け継がれておられます。
因みにDNAのうち93%が人類共通だそうで、残りの7%が固有の遺伝子であるとの事(中桐先生談)
よって7%の固有の個性にこだわらず考え方一つで教育効果は上がるとのことです。(納得!!)
片桐先生は思ったよりもお若くキレイな方でしたが「上からマリコ」の様な高飛車な方では無く気さくな方でした^^(良かった!)
中桐講師は京都大学教育学の博士号をお持ちであり主に教育者の方々への教育指導をされておられる
そうです。(さすが二宮尊徳のご子孫さまですね^^)
本文:
尊徳の教えはパナソニックの創業者松下幸之助氏や京セラの稲盛会長にも受け継がれている事は勇名
ですが、本日は「水車の原理」に基づいてお話していただきました。
川べりにある水車は半分は川面の下に隠れていて見えないが川の水を受けて(恩恵を受けて)回転し粉
を挽いたりして社会に貢献をしている。
人間も一緒であり気付いていないだけで生まれてから親や社会から恩恵を受けたお陰で大人になり独り立ちしていける。
気付くと言う事は大切なことで、気付く事により感謝の気持ちが芽生える事が出来る、「ありがとう」という言葉が出るのです。
「ありがとう」の反意語は「当たり前」ですと中桐先生は言う。
何事も当たり前になってしまうと感謝の気持ちが生まれないからです。
例として今はやりのシェフやパテシエの様な巨匠とよばれる方々に憧れて弟子入りや入門する若者が多
いのですが残念ながら華やかさは一面で有り実際は地味で大変な仕事です。よって離職する方が非常
に多いのが実情なのです。
しかし、巨匠と呼ばれる方々にどうして今に至っているのかと尋ねると巨匠達がおっしゃられるにはお客様
の喜ばれる顔や「ありがとう」の言葉に支えられ現在に至っているとの返事があるそうです。
「初心忘れるべからず」とは始めの心を忘れてはならないでは無く、一日一日の毎日を始めてであると
心掛けて仕事に取り組む事を戒めている言葉だそうです。
初心があれば緊張感もあり相手(お客様)の事に敏感になります。マンネリ化してしまうと成長は止まるど
ころか退化してしまいます。(う~~汗。。。)
相手の事を思いやる心は結果的に自分自身が成長し幸せになる方法なんですね^^
そして尊徳は言っています「持ちつ、持たれつ」(ギブ アンド テイク)は誤りであると。。。。
「俺がこれだけやってやっているのにあいつ(社員)は全然貢献してくれない。。。(給料泥棒め!)
これでは見返りを期待して考えが邪まなので信頼関係が壊れていく。。。。(まさしく私です><反省(-_-;)
如何に全ての事に気付く事が出来る敏感な生き方が出来るかが人生の成功の秘訣だと言うことでした。
そのためには感謝の気持ちが大切なんですね。
昨今のイジメ問題には思いやりの心を育てる以外に特効薬はないでしょう!!
また、現場の教職員は事務作業に追われ、モンスターペアレントやクレーマーに責め立てられ心を病ん
でしまわれる方も多いと伺いましたが考え方を180度切り替える事が出来れば、きっとクレーマーの方も
味方に変える事が出来ることでしょう!!(だってものすごいエネルギーで立ち向かって来るんだそうですよ(><)
中桐先生曰く、水車は水面下の方向と間逆に回る事で回り続ける。(作用と反作用)自然の法則に逆らう
事が無い様にすればうまくいくんですね^^
本日の講話が教育現場の方々に希望と成果を与える事を願っております^^