近頃のプロ野球の試合で顕著なこと。セパ両リーグとも完投、完封する投手がどんどん増えてきています。日ハムのように先発投手を7枚も8枚も揃えていると、完投した投手をいったん抹消してまた10日後に投げさせるという特殊なケースが出てきますが、それを除いても明らかに増えています。
とりわけ圧巻だったのは交流戦〜6月6日のDeNA対日ハム、トレバーバウアーと伊藤大海の投げ合い。バウアーは中4日でしたが代わる気はさらさらない感じでした。伊藤投手も打席が回ってきて代わることなく(シチュエーションによっては代打もあり得たようですが)、完投しました。
もちろん監督、コーチはじめ首脳陣と話し合いながらそうなったのでしょうが、最終的には2人の「絶対にマウンドを降りない」って意地やプライドを感じました。これぞプロ野球の真骨頂だと思います。
全体を見れば、無駄球が減って全体の球数が少なくなっている、3割打者の減少に表れているように投高打低の傾向が続いているなど、完投しやすい環境はあるでしょう。
それにしても中4日〜121球でも平然と完投するバウアー(34)をどう説明するのか?
体力の違いってことで片付けるのか??
彼は終盤、投球後にバランスを崩してマウンドで転んでヒヤッとさせましたが本人はどこ吹く風でした。
結局はマウンドでの闘争心に尽きる気がします。
中6日のクオリティースタートで満足することなく、バウアーのように侍魂を見せる日本人選手に数多く出てきてほしいものです。