「もぅこうなったら、『ありがたい』のを通り越して…。」
千代鷺です。
台風情報をにらめっこしながら、
今、松山ではね、50万人の人口を抱える、
この町がですね、約51万人に膨れ上がってるのね。
大きな会合の「全国大会」が、ですな、
ここ松山で開催されておりまして、
この数日間、1万人の方が松山にお越しになられてる…と。
1万人…ハンパねぇお人数さまですわよね。
どこのホテルも満杯!タクシーさんなんて、
時間帯によっちゃぁ、ぜったいつかまりっこない!
そんな過酷な状況をものともせず…です。
県外の「お客さま」からお電話をいただいたんです!
「千代ちゃん、松山に着いたぜっ!」
…うん、台風は、まだ遠くにあります。
でもね、でもね、お帰りの時はどうするの?
「帰りはね、どうにでもなるもんさ…。」
そうっすか…?そうなんですか…?
ならば、近づく台風も蹴飛ばしてご覧にいれましょう!
そんなこんなで、向こう意気だけはすばらしい。
…相手が台風じゃ無けりゃぁ、な…。
でも、感謝感激!こんな時に来て下さるなんて!
涙がこぼれそうな、そんなあなたの千代ちゃんです。
…って言うかぁ…。
1万人の方が宿泊されてらっしゃる、
この戦闘状態みたいな「松山」にね、
どうやって、ご宿泊のご予約取られたのかしら?
あたしゃ、そっちの方が知りたい!
かなり事前に…と申しましても、
このたびの「松山城・観月祭」の日程、
かなり直近になってからお知らせさし上げましたものね。
すんごい裏ワザ、もしくは剛腕の持ち主の方と見た!
…何と申しますか、もう「驚き!」です。
…で、12日正午…です。
実は、松山城管理事務所の方々と、
事前の打ち合わせしてたんですよね。
「観月祭」当日、正午をもって、
「開催決定」するか、「中止」とするか…?
この連絡を取り合うということになってました。
一方、私としては…です。
もう、この日の朝の時点で臨戦態勢整えてたよね。
朝から焼肉定食大盛り、一気にいただいたって、
へっちゃらだぜっ!くらいの勢いでいました。
…そして…。
夕やみ迫る、それに加えて、
台風も少しずつ迫ってるハズの、
「松山城・天守閣」…爆発的な興奮のドツボ
…じゃなかった!興奮のるつぼに巻き込んだワケです。
誰が一番興奮してたかって言うとね、
その実、私だったかもしれない。
何たって、「特別公演」の時は、ですね、
松山城さんからの特別なご配慮で、
「車」でお城まで上がらせていただくんですね。
これがね…、この上っていく道がね…。
怖ぇんだよな。方っぽ、崖、もう方っぽ、谷底!
でもね、大丈夫!もう、怖くも何とも無かった!
…だって、天守閣にたどり着けば、
白馬に乗った王子さまが待ってるんだもん!
「芸者」になって、この9年間!
「晴れ女」の異名をほしいままにして参りました、
私、「芸者・千代鷺」です。
どっぴーかーん!とは、行きませんでしたが、
この日、松山城天守閣の二階、大広間だけは、
キレイなお月さまが…、私の心の中を、
辺り一面、照らしていました。
お越しくださった皆さまに…。
心から、御礼と感謝を申し上げます。
松山検番 千代鷺・八千代鷺・貴美千代 拝