令和4年の路線価が公表されました。路線価は相続税や贈与税の算定の基準となるものです。
全国的にはコロナの影響が縮小し一部の観光地で回復傾向にあるようです。一方で需要が低調なオフィス街では下落傾向となっているようです。また再開発が盛んな地方の主要都市(北海道、福岡など)で上昇しています。
今年は20都府県で上昇傾向のようですね。
一方で静岡県など27県は平均値が下落しています。静岡県内で上昇している地域のうち、熱海は日帰りの観光需要の回復、浜松は郊外型の店舗や飲食店の需要が根強いことが背景にあるようです。
統計では需要が低調といわれる地域でも住宅希望や医療・介護施設の要望をよく聞きます。
「2030年・空き家問題」は以前からよく聞くところとなりました。2020年時点で日本の空き家率は13.6%、2030年の空き家率は30%台に上るという予測もあります。
折角の社会資源である不動産について無駄なく活用したいですね。
不動産を所有している方の「思い」と社会のニーズがうまくマッチングできる仕組みが望まれます。
こんな取り組みもありました。
・古民家再生協会(http://www.g-cpc.org/)
・上記に相談して自宅の蔵を改装しcafeをオープン(
https://okashinomori.net/kura/)
参考まで。