参院選の結果を受け・・・ | マツモトキヨシオフィシャルブログ「ホタルのぼやき」Powered by Ameba

参院選の結果を受け・・・

第22回参議院議員選挙は、民主党が改選54議席から44議席に後退。
これにより与党は、非改選を含めた参院過半数(122)を12議席も割り込む結果となった。


民主党政権に対する国民の不安や不満が噴出し、先の衆院選で民主党に期待をかけ投票してくれた支持層が、今回の選挙では自民党やみんなの党へと流れた構図になったが、他党の掲げる政策や戦略に実現性も含め、国民の理解や支持が得られた結果とはいえない。


今年度の国の予算・92兆円のうち、半分近くの44兆円を借金で賄っている。

年々増大する国債残高を減らすメドはたっていない。

今後さらに膨らみつづける社会保障費に対応する財源を模索するため、菅首相が投げ掛けた消費税増税案を含めた税制改正議論も、国全体の将来像の観点から見れば妥当性はあるが、今の経済状況に加えて、政治への不信感を抱く国民にとって暮らしを直撃する増税論議は想像以上に強い拒否反応を示した。


国民への説明不足や発言の一貫性にブレが生じた事は否めないし、政府のトップとしての発言が与える影響の大きさを、もっと認識する必要がある。



しかし、そんな中でも衆院選比例区において1845万人もの国民が民主党に投票しており、今回改選第1党となった自民党より438万人も上回っており、民主党に「何とかしてほしい」と願う人々も少なくない。

その声に応え、経済の成長戦略や社会保障の抜本改革、外交力の強化など、明確なビジョンをしっかりと示し、政権を担い得る政党として国民の信頼を得なければ、混迷する政治と先行きの見えない社会から抜け出せる術はない。





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