今回は、統一地方選挙の前半戦を終えて思ったことについてお話をさせていただきます。
まず、様々な報道などを見て、率直に思ったことは・・・
僕も街頭演説したい!
です。
そんなもん、勝手にしやがれ!っていう話なんですけどね。
えぇ。
今度勝手にやりますよ、阿久悠さん。
謙遜は日本人の美徳であり、能ある鷹は爪を隠すと言われて育ってきたので、これまであまりアピールしてませんでしたが、僕は、街頭演説が非常に上手いです。
30代日本人の中で街頭演説偏差値を算出すれば、恐らく僕の偏差値は90くらいでしょう。
実証が難しいものは、言ったもん勝ちですから。
本当に上手いのか、実は上手くないのかはさて置き、僕は、街頭演説が好きです。
資金力や組織力などに関係なく、誰でも実施することができる街頭演説は、民主主義で市民から賛同を得るための最も明快で正々堂々とした手法であると思うからです。
お金も力もなくったって、自らの考えと情熱だけで道を切り開けるってカッコイイじゃないですか。
その昔、矢沢永吉さんが、NHKの特番で布袋寅泰さんとセッションしてバラードをしっとりと歌い上げた後、
「最後のねぇ、バラードだけど、ロックですよ。」
って語っているのを見たことがあります。
街頭演説、政治活動だけど、ロックですよ。
何でこんな話をしているかというと、今回の統一地方選挙で、地方議員のなり手不足が、改めてクローズアップされているからです。
今回行われた41道府議選で、約4割の選挙区が無投票という結果になりました。
選挙区という書き方がミソで、都市部では無投票の割合が少なく、議員の数という指標ならば無投票選出率はもっと下がるとは思いますが、この数字、僕は結構ヤバいと思ってます。
僕たちの生活に密接にかかわる地方議会の選挙に立候補する人が少ないということは、地方自治の根幹を揺るがしかねないからです。
一般的に考えて、政治家はリスキーな職業に分類されると思います。
選挙に落ちたら無職ですからね。
その割に、地方議員は待遇あんまり良くないです。
都市部の市議会や東京の区議会、都道府県議会では、額面上は報酬が高く感じられても、福利厚生は無いに等しいですし、何より日々の政治活動にかかる費用のことを考えると、カツカツになってしまいます。
僕の所属する大分市議会では、政務活動費を飲食代に充てることはできませんので、いくら大分市議会議員という肩書で招かれた会食などであっても、手出しということになります。
僕はお金をいただくのが苦手で、個人や企業から政治献金をいただいたことがないので、正直しんどいです。
せめて、現在議論中の地方議員の厚生年金加入くらいは実現して欲しいなぁと切に願っています(笑)。
そんなことを考えていると、地方議員のなり手不足について、前途有望な若者が地方議員になりたいと思えるような環境ではないよなぁと強く感じるわけなんですねぇ。
ですので、しがない地方議員の切実な想い、みなさんご承知ください。
でも、これが今回の結論ではないです。
街頭演説の話に戻ります。
街頭演説は、見識と情熱さえあれば誰にだってできます。
政治家を志す際のボトルネックは、選挙のリスクと、そこにかかる費用にあると思います。
それなら、僕がロックンロールな道を切り開いていこうと思った!というのが今回の結論です。
地方都市でも、べしゃり一つでやれるとこを見せてやるぜ!ってことです。
今回の統一地方選挙の前半戦を見ながら、街頭演説が上手いという真偽不明の天賦の才を持つ僕の使命は、お金をかけずとも、身体一つで政治家としてやっていけるというモデルになることだと思い込みました。
次の選挙では、街頭演説に特化した活動をしてやるぜ!という唐突な決意表明をさせていただき、今回の記事の結びといたします。
最後に一言・・・大分に元気とまつき!!