オスグッドなど治療するに値しない。
沢山のスポーツ少年・少女を悩ますオスグッド病。
成長痛だから放っておくしなかない。
大腿四頭筋が硬いからストレッチを頑張りなさい。
対処療法は沢山あるけれども、本当の原因が分からないと根本的には治らない。
原因はシューズのクッションに頼った体の使い方。
シューズのクッションに頼った使い方になると、
衝撃吸収時に膝で踏ん張るんです。
だから四頭筋が硬化してオスグッドや分裂膝蓋骨になる。
本当は膝を抜いて体全体で衝撃を吸収するんです。
膝を抜くってトップアスリート級じゃないとできない動作と思われがちですが、
人間が本来備えている体の使い方なんです。
裸足で走ると前足部で接地するようになります。一般的にフォアフット着地といいます。
フォアフット着地では膝を抜くので、膝への衝撃が少なくなります。
一方、クッションの分厚いシューズで走ると踵で接地するようになります。これをリアフットと言います。
リアフットでは膝への衝撃が大きいと言われています。
その中間をミッドフットと言います。
人間の体は元々裸足で走るように設計されています。
オスグッドはシューズに頼りきった走りによって引き起こされる現代病なのです。
だから治療では治らないんです。
治すには靴を脱ぐしかない。
いや、脱ぐだけで治るなんて安いものです。
大人は裸足に抵抗があるけれども、子供って思っているよりも抵抗がない。
年が低い程抵抗はないようです。
裸足なんて危ないという過保護な親御さんはビブラムでもいい。
お洒落なルナサンダルやINOV8だってある。
治してもらおうという気持ちでいる限り、スポーツ障害は治りきることはない。
痛めない体、動きを取り戻すために何をしてくか。
依存ではなく自立。
僕はその自立への手助けをしているに過ぎません。
でも治っていきますよね、面白いくらいに。