特別活動
週に1回、6限にこの「特別活動」というコマがあります。
一体、何の授業なんだろう???ということで、聞いてみました。
「あ、それ、他のクラスの奴等と一緒に活動するんだよ。レクリエーションみたいなもんだよ」
へぇ~そうなんだ。
息子の学校は、「一体感」をとても大事にしています。
やたら、その言葉を聞きますから。
中高6年、ずっと仲間。
それは長い人生の中で、子供から大人になる多感な時期に一緒に過ごす仲間ということ。
過酷な入試に立ち向かうのは個人。
でも志は違えども、一緒に戦う仲間がいるんだぜ!
ということがわかる環境。
それを整える。
そういう学校です。
学校案内のミッション、ポリシーに、教育ポリシーとして
学校行事や課外活動を通して、視野を拡げ、主体性と協働性、他者尊重の精神を育む
ということが書かれています。
「THE 名門校」でも主人公に協力する友達達の姿が描かれていました。
※お母さんは、この友達の姿をみて良い学校だ!と思ったそうです。
私立中学を目指すとき、進学校になればなるほど、教育方針や生徒がチャレンジしたりする環境とかに目が行きがち。
あと国際系の異文化交流とか。
そして、実際に偏差値の上下いくつかの学校のHPを見てみましたが、そういったことを中心に書かれていました。
そうだよな~。普通は、そうだよな~。
大学進学を目指すんだから。
ふと、そうすると大学附属で基本その大学に進む学校はどのようなことが書かれているのだろう?
と疑問に思いました。
代表選手は慶応かな・・・と思い、見てみました。
部長のあいさつの中に、
それぞれが輝き、それぞれがお互いの輝きを認め合い、大切にすることが、私たちが目指してきた明るい学校です。そしてそれは「自尊」を意味します。
と書かれていました。
立教池袋にも
共に学ぶ仲間との絆を深める
と書かれていました。
同じく青山学院中等部をみても、
キリスト教に基づいて、
一人ひとりの生徒の人格を育み、その自己実現を支えます。
また、与えられた自分の力を他者のためにも用い、
隣人と共に生きることを喜び、平和な社会に貢献する人間の育成を目指します。
と書かれていました。
大学までの間にゆとりがあるから、こういった情操教育のところに時間を割けるだな~と思いました。
大学進学がほぼ約束されているという良さに加え、こういう良さがあるのね、と。
気付いたのが遅かったけど。
そしてさらに思いました。
宗教系の学校にも書かれているのではないかな、と。
お父さんの母校と、お母さんの母校を調べてみました。
仏教系です。ただ宗派は違います。
それぞれ調べると、
「相互礼拝・相互扶助」の精神や自分を取り巻くすべての存在に感謝をする心の育成
を学校ポリシーとして持っているというようなことが書かれていました。
そういや、私の高校の時の友達も仲がよいな~。
物凄く調べたサンプルが少ないですが、宗教団体を母体としている学校の良さの一つとして、もちろん宗教的情操教育もあるのですが、この倫理的情操教育というものが挙げられるのではないかな、と思いました。
なんとなく自分たちの経験してきた学風に通じるものがあるので、息子の学校が、
なんだか物凄く良い学校
のように見えてきました。
それまでは進学実績も両親の学校に比べたら圧勝なんで、単に
凄い学校
というようにしか思っていなかったのです。
受験が終わり、中学・高校に入ったら、新しい発見があるかもしれません。
そう思いました。