自民党の党内力学が大変化の総裁選=もう総選挙です…田村重信氏がズバリ予測、総理総裁はこの人に! | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

 政治のことならこの人に、ということで政治評論家の田村重信氏から自民党の総裁選についてお話を伺い、先週の時点で配信しました。

 印象的だったのは、多くの保守層が高市、小林、青山の各氏以外はいずれも「リベラルの屑」だと決めつけている中で、石破氏や小泉氏についていえば、安全保障も憲法観もしっかりとしているという田村氏の指摘でした。「自衛隊明記」だけでは何も変わらない、「軍」の文字が憲法には必要ということは、お二人とも十分に踏まえている、と。

 派閥が崩れて最初の総裁選、最初に会見をした小林氏は、我こそはと名乗りを上げて推薦人を集めるという新しいスタイルに先鞭をつけた、これが自民党再生の道だと田村氏は評価。

 さらに印象的だったのは、従来は派閥の中で汗をかいてポストが割り振られていくという出世ルートが、これからは、総裁選に名乗り出てテレビで注目され、総裁選に勝たなくても重要ポストが割り振られるようになるという新しい出世パターンに変化していくという指摘でした。

 若い人も女性も多様な議員が次々と注目されて連日、テレビで報じられている、これはもう総選挙そのもの。総裁選=総選挙であり、野党は早く結束して動かねば、と。予想では、10月15日に衆院解散で11月10日に投開票…

この対談で特に焦点が当たった小泉氏は、気配りなども十分、あちこち応援演説に出かけて、おかげで当選できたという政治家がたくさんいる、そのパワーが今回、表に出てくる、と。派閥に依存しないこのやり方は、かつての中曽根康弘スタイルだそうです。

 最後にズバリ、では、誰が総理総裁になりますか?と訊いてみましたところ、ズバリ、この人だと田村氏から答えが出ました。それは誰か、ぜひ、番組をご覧ください。もし当たったら、また呼んでくださいと仰ってましたが、当たらなくても、またお呼びします。

 

◆『田村重信氏に訊く!この人で決まり!?ズバリ!秋の政局と自民党総裁選挙の行方』ゲスト:政治評論家 田村重信氏

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岸田氏が不出馬を決めたのは勝てないから、その後の影響力を確保するため

 岸田氏はずっと再選を目指していた。選挙管理委員会にも岸田派の人は入れなかった。そのあと情勢が変わった。来年までに選挙が相次ぐ。分析したら総裁選は勝てそうもない。現職総理が破れたら大恥。そこで断念。支持率も悪い。

3年前に当選して支持率が高く、解散総選挙で勝った。それから3年間も総理をやった。宏池会では池田さんのあとは、大平、鈴木善幸、宮澤さんより長く総理。やった感があった。

岸田氏は自分で決断する人。自分で決めた。出れば敗けるから仕方ない。後々影響力を行使できる。前の総理としてのパワーを残せる。麻生氏は高齢、二階氏は出ない、安倍さんもいない。辞めるタイミングがあった。総裁選で負けたらそんなことできない。

 

●高市、石破、小泉、河野、小林…それぞれどうか:自民党が変わりつつある

総裁選の11人、Youtubeの世界では青山繁晴氏も。一応、12名。推薦人20人を集められるかは別。難しい。約半分に減る。今までだと、派閥の長が立候補。総理総裁を目指す人が作るのが派閥。20人は簡単だった。そうでないと大変。前回、河野さんも大変だったし、高市さんは安倍さんがバック、野田さんはなんとか集めた。

高市さん、結局は人間関係。安倍派の中でも、安倍さんが言うからと前回支持した議員が多い。その後の人間関係の作り方がうまくなかった。小林氏は20人集めたが、他は難しい。

 

国民的人気の石破さん。渋沢栄一の本を出したが、石破さんに推薦と出版社から頼まれた。それぐらい国民的な人気。理由はメディアに出るし、質問に丁寧に答えるからメディア受けが良い。野党寄りと言われるが、彼の親切心。そこが石破さんの真骨頂。

安全保障ではまさに国防族のドンできちんとした考えを持っている。かつての自民党の憲法改正素案では9条につき、自衛隊を軍隊に、「自衛軍」に。谷垣さんのときに「国防軍」。しかし、安倍政権になっていよいよ改正かというときに「自衛隊明記」に。それでは憲法の解釈が変わらないから意味がない。米軍の下請けのまま。石破氏は軍隊にと、筋論の人。

自分は歌をつくった。「憲法よりも大事なもの」。我々が安全に生きることが大事。安倍さんが言ったから全部良いということではなく、それを超えていかないと。国民に説明したら理解してもらえる。

安保関連の法案に全部協力したのは公明党。山口代表は安保をよくわかっている。3本指に入る人。かつての自公間の防衛の調整会議、山崎拓と山口さん、ずっとやってきた人。よくわかっている。石破氏が総理になって軍にしようといえば、それで動く可能性がある。

 

小泉氏は立党の精神を大事にしている。当時、「独立体制の整備、自衛軍を整え、駐留外国軍の撤退に備える」とされた。それを小泉氏は分かっていて、憲法改正を分かっている。関係者に自分は行脚。小泉氏にもその話をした。自衛隊明記ではダメだと。

諸外国の軍隊と同じような活動ができるようにしなければならないという話。それがないからPKOなどややこしい法律が必要になる。どの国でもいちばん大事なのは自分の国をどう守るか。日本にそれがないのはおかしい。独立を守る、国民生活を守るために。日本は風水害も多い。警察の延長では無理。警察は自分に家があるが、自衛隊は自己完結型。

「気配りが9割」の本。どうすれば出世できるかを書いてくれと、小泉氏と対談した。自分の本は読んでいた。近い関係。安保での委員会質問のときに資料を。こちらからお願いしたのだからと本人が来て、自分の話を聴いた。普通、国会議員は説明に来てくれだが。

周りの人に気を遣う。20人以上集まるのはそういうところ。色々言う人がいるが、直接接していない。米国で苦労もしている。外交安全保障はなかなかなもの。プレゼンテーション、人から話を聴く、基本がしっかりしている。接触すると皆さんファンになにる。

応援に行き、おかげで当選したと。似ているのは中曽根康弘。演説で力をつけた。人の応援に行って当選させて。小泉氏は、そんな中曽根さんに近いところがある。派閥解消の時代は中曽根スタイルが受ける。

石破も小泉も保守系が懸念するようなことはなく、占領政策からの脱却だ。米国べったりで中国と敵対していればいいというものでもない。中国とも協力していかなければ。中国との対話のチャネルは安全保障でも必要。

 

河野太郎は前回の総裁選では岸田さんとどっこいどっこいだったが、人気が落ちてきた。マイナンバーとか発言のこととか。中国利権?中国とも協力が必要、米国に行っていたから日米同盟の重要性はわかっている。総裁選に出ていた人が派閥の長だった中で、若くて手を挙げたことが受けている。石丸さんのさきがけだった。それが古くなったから…。

 

小林氏については、都知事選の影響がある。投票率が上がった。自民党の再生、若い人がと。全く無名の小林、最初に20名確保で会見。知名度が低いからの作戦。高市つぶし?それは色々ある。推薦しているのが反小泉とかいろいろあるが、自分で立候補して20人集めたのが、自民党の良さだし、派閥解消の効果。

意志ある人が出て人が集まることを証明してくれた。自民党も変わりつつある。その先鞭をつけた。それで河野も小泉もやる。

第一回投票は議員票と党員票とが同じ。党員に人気の人が有利。だから、それに強い石破、小泉が有利。

 

自民党の出世パターンが変わる…総理総裁は…総選挙の日程…自民党は今度は手ごわい

 これまでは派閥でそれなりの役をしていると派閥がつけてくれたが、それがなくなると、大成するためには、総裁選に立候補することが大事になる。新しいキャリアパスに。出るというだけでテレビに出て、みんな名前を知る。今回は15日と選挙戦も長い。連日のPR。そこに出ただけで、総裁になれなくても、主要閣僚や役員に。

しかも、自民党で沢山出る、若い人も女性も、自民党は変わったと。総裁選が終わると解散総選挙が早い。支持率が一番高い時期だ。必ず選挙に。野党も皆さん考えて準備を。総裁選=解散総選挙で連動。

10月に臨時国会を開いて間もなく解散、11月当初投票日か。9/27に新総裁が選ばれて、30日には党役員閣僚名簿、10/2に首班指名、そして所信表明、代表質問、10/15に衆院解散、公示は10/29の大安、11/10に投票、そんなメモが永田町で駆け巡っている。

立民の代表選は9/23に投票、そのあとにもってくれば話題になるとして9/27に。選挙期間は12日が最長だったが、15日間に。衆議院の選挙運動期間のようなもの。

公明党も今年中にと。来年は都議会選挙と参院選。公明党は全国から集めるから、都議選も東京だけではないので。総裁選で人気の高い人が総裁で解散総選挙だと公明にもプラス。

総裁になるのは小泉進次郎だ。新聞の書き方も違う。そうなると、自民党は総選挙でも強い。小泉氏は選挙の時に人が集まって勝利の実績がある。恩がある人がたくさんいる。それが表に出てくる。推薦人も多い。一つの派閥ぐらい。菅さんの力だけではない。地方に応援に行ったその効果だ、自民党は手ごわくなる。

野党はバラバラ。野党は協力しないとならない。連合があるのに立民と国民が一緒にならないと野党の勝ちはない。

小泉さんの予測が当たったら、また呼んでください。