ピンピンコロリの幸せな人生は健康と病気の間の「未病」対策で~黒岩祐治・神奈川県知事との対談~ | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

 私たち日本人には先進国にふさわしい幸せな人生が約束されているのだろうか。引きこもり、老人の孤独死、簡単には入れない施設、子どもを産みたくても産めない低賃金、若者に蔓延する鬱病、最近では凄惨な殺人事件…どうも日本は国全体が病気なのではないか。

 そんなグルーミーな社会に対して具体的な処方箋を講じる医師のような存在にならねばという思いで「未来社会プロデューサー」を名乗って活動する私に、一条の光明を与えてくれたのが、神奈川県知事の黒岩祐治さんでした。

松田政策研究所動画チャンネルでは、第一線の現職政治家との対談を順次、配信しておりますが、先日、県政の中核に「未病」対策を据えてさまざまな実績をあげている黒岩知事を神奈川県庁に訪ねて対談いたしました。

「人生百年時代」が言われますが、寿命が延びても健康寿命が延びなければ、人生を幸せに終えることはできません。そのために必要なのは、健康と病気の間のグレーゾーンである「未病」の段階にどう向き合うか。

私はかねてから、課題先進国として「活力ある超高齢社会の運営モデル」を世界に先駆けて構築することを日本の国家目標に据えるべきことを提唱し、そのカギは、一定の責任感と緊張感をもって活動する高齢者であると主張してまいりました。そして、「年齢不詳社会」、「人生二毛作三毛作」、リタイア後にもう一つの人生を築けるよう現役時代からの「一人二役三役時代」を唱えてまいりました。

その中にあって医療は、病気の人を治すという対症療法の世界だけでなく、健康という価値を創出し、人々にデリバーする社会システムとして考えるべきだと述べてきました。

黒岩さんと私のご縁が始まったのは、まだ知事になられる前、テレビキャスターから大学の先生に転進していた黒岩さんが、ある医療関係のシンポジウムで「三層構造の医療財源システム」を提唱した私の講演に対して、フロアから立ち上がって、「もう、この三層構造で考えるしかない」と応援のご発言をいただいた時からでした。

この「三層構造」とは、税金や社会保険料といった国民負担で成り立つ一階部分は国民皆保険として堅持することを前提に、そこにエグゼクティブクラス医療サービスやパブリックエクイティといった二階、三階部分を上乗せし、健康というバリューを評価するお金が医療システムに入ることで、その全体を底上げするという設計試案です。

以後、神奈川県を地盤とする国会議員と知事という政治家同士のお付き合いもありましたが、「未病」というコンセプトには私も日頃から共鳴していました。超高齢社会の課題解決モデルを人口900万人という神奈川県を舞台に、日本だけでなく世界に発信している知事には、私のチャンネルでもぜひ、ご発言いただければと思った次第です。

現在の日本の医療システムは、急性期疾患や感染症が疾病の中心だった時代に作られたものです。社会の高齢化や成熟化とともに進んできたのは、慢性病中心の疾病構造への移行です。人々が日常生活で慢性病に何十年も付き合うようになり、医療には、こうした個人や家庭をどう支えるかが問われる時代になりましたが、医療システムはこれに対応できていないとされます。

理想は死ぬ直前まで健常者として元気に活動し、ある日ポックリと往生するピンピンコロリ。未病段階への取り組みの中で、健康の秘訣は、「食」と「運動」と「社会参加」。これらは社会全体の仕組みが支えるものであり、コミュニティの創出や新産業の発展など、多様な広がりをもつものです。

例えば、心の底からの笑いは、それ自体が健康の源であることは科学的にも証明されています。だからこそ社会参加の場としてのコミュニティが関わってきます。

医療それ自体も、物理的な療法である西洋医学だけでなく、食や精神面を重視する東洋医学との融合が問われています。

人類共通の課題解決モデルを世界に提示する営みが、神奈川県で始まっています。これは私がかつて、テレビ神奈川で持っていた番組枠「松田まなぶのカナガワ未来レポート」でも追求していたテーマです。当時、黒岩知事からは、松田さんもキャスターなんですね。と言われたものでした。今回も、その感覚で対談に臨みました。

詳しくは、後掲の動画をご覧抱ければと思います。ここでは以下、私が黒岩知事にどんな論点をぶつけたか、アジェンダを紹介いたします。

【黒岩知事との対談の論点】

・人生百歳時代にあって、出口から物事を考えるということについて。

・シルバーベンチャー、シルバー男性交流の場。リカレント教育。サポート策は?

・そもそも「未病」とは何か。予防との違いは?健康寿命を長くすること。グラデーションモデル。「未病」を改善する。医食同源の考え方。

・「いのち輝く神奈川」の意味。ヘルスケアニューフロンティア政策のポイント。

・食、運動、社会参加、それぞれの施策。

・未病対策を国の政策にしていくための道行き。国家戦略特区、規制緩和を勝ち取るには?

・医療システムにバリューを構築⇒未病産業の振興へ。

・観光振興と地域創生としての「未病の戦略的エリア」。神奈川県西部と三浦半島。

・「医食農住同源」。身土不二。ライフスタイル。日本の伝統的な知恵。センサー技術。

・未病対策と医療・介護用ロボット。

・西洋医学と東洋医学の融合。病は気から。

・ウェアラブル端末とIoT→IoHH(ヒューマン、ヘルス)。

 

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