松田学新著「米中知られざる『仮想通貨』戦争の内幕」(共著、宝島社)出版のお知らせ~はしがき掲載~ | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。


テーマ:

 サイバーと暗号通貨について、松田学の著書、昨年8月発刊の「サイバーセキュリティと仮想通貨が日本を救う」(創藝社)に続く第2弾、今度は、松田学とともにこの分野の事業に携わっている伊藤秀俊氏との共著で宝島社からの出版となりました。

第1章と第2章では、国際金融情勢や、その裏側で暗号通貨をめぐって米中間で繰り広げられている熾烈な通貨覇権争いの状況など、ホットな内容となっています。

 松田学が執筆した第3章、第4章では、ブロックチェーン革命や前著でも提唱した政府暗号通貨(松田プラン)に加え、日本が世界の中で独自の道を拓く「東京クリプト金融特区」など、これからの日本を考える上でさまざまな提案を行っています。

 

〇本の構成

はしがき・・・松田学(執筆)

第一章・・・ドイツ銀行がトリガーか リスクにさらさせる世界経済 (執筆 伊藤秀俊)

第二章・・・突出する中国と世界の暗号資産最前線 (執筆 伊藤秀俊)

第三章・・・日本の暗号通貨とサイバーセキュリティ (執筆 松田学)

第四章・・・暗号通貨が作る「協働型コモンズ」社会 (執筆 松田学)

第五章・・・[鼎談] 最新暗号通貨が日本を救う(松田学 伊藤秀俊、中村宇利)

あとがき・・・伊藤秀俊(執筆)

全国の書店にて1月25日より発売されています。

購入はこちらから。
↓↓↓ https://www.amazon.co.jp/dp/4800291518/…

以下、はしがき(松田学執筆)を全文、掲載いたします。

 

「東京に暗号通貨の特区をつくってみてはどうか。

 このことで私と伊藤秀俊さんとが意気投合したのは、2018年の春先でした。サイバーセキュリティーのシステムを構築しようとするプロジェクトのプレゼンテーションの仕事で、韓国や台湾の空港と会場との間を往復する車中でのことでした。伊藤さんとは国際金融や世界の政治経済情勢の話で、いつも盛り上がります。この際、共著で本を出版してみようという話になりました。

 おカネにまつわる話には、いろいろなウラがあると思っている人が多いと思います。なかには相当いかがわしい話もあるのですが、欲得に目がくらむと、ついつい信じてしまうのが人間の弱さです。私もかつて大蔵省-財務省の役人をしていた関係からか、相談を受けることが間々あります。

 ただ、ウラといえば、こと国際金融の世界についていえば、オモテにはなかなか出てこない様々な思惑や利権がうごめいているのは事実です。それが国際政治や軍事など世界の動向を決める原動力にもなっています。ヘッジファンドが時には国家を巻き込み、あるいは政府自らが金融勢力と組んで、様々な戦略が遂行され、特定の国家の命運を左右したり、国際秩序まで揺さぶるといった事象は、私も大蔵官僚としてしばしば垣間見てきたところです。

 この国際金融の世界に新しく登場したのが「仮想通貨」です。「仮想」というと、それこそ眉唾もののおカネの話に聞こえてしまう方がまだ多いようです。実体がないのに価格だけが思惑で急変動したり、何百億円ものおカネが一瞬にして消えたり、こんなものはとても危険で信用ならない、と。しかし、現在ではこれが世界のウラ側で暗躍し、これからの国際秩序の帰趨まで決めようとしています。

 本書では仮想通貨のことを暗号通貨、あるいは暗号資産と表現していますが、2018年は日本でも暗号通貨をめぐって様々な動きがありました。前年には、価格が一年間で20倍にもなったビットコインを始め、その規模が国内でも20倍になるなどフィーバーになっていたのが仮想通貨。その相場も、半値八掛け二割引へと暴落、あれだけ期待を集めたICOも上場後に価格割れという事態が相次ぎました。なんと言っても大きな出来事は、年明けにコインチェック事件が起き、金融庁が登録業者の認可に対して厳しい態度で臨むようになったことでしょう。G20など通貨当局の国際的な議論の場でも、規制強化の気運が高まっています。

 しかし、事実として捉えれば、暗号通貨は各国でも次々と新しい技術が開発され、世界中に広まり続けています。日本の金融庁も決してこれを潰そうとしているわけではありません。これまで根拠法規があまりに不十分でしたが、2019年には法案が国会に提出され、暗号通貨の一部には金融商品取引法のもとに堂々とその存在が位置づけられるものが出てくるようになります。証券を電子化したトークンで広く投資を募るSTOも、新しい資金調達手段として世界で主流になっていく勢いです。

 私にとって「仮想通貨」の本を出すのは本書が二冊目になります。さらに別の本もこれから出版されます。そもそも本物の通貨を扱う役所にいた人間が、なぜ仮想通貨の本を書くのか。それは本書で伊藤さんが描いてくれるように現在の国際金融の動きが暗号通貨抜きでは語れなくなっていて、未来の通貨覇権をめぐる熾烈な闘いが暗号通貨の世界で展開されているからだけではありません。広く情報技術として暗号通貨を捉えれば、それは来たる未来社会を支える重要な基盤となるからです。

 このところ話題となったファーウェイ副社長の逮捕事件は、情報技術をめぐる米中覇権争いやペンス副大統領による米中関係リセット宣言などがいよいよ本物なのかと感じさせるものがありました。米中貿易戦争ではアメリカが勝利するとしても、現在、日本とは比較にならない巨費をAI(人工知能)をはじめとする情報技術革新に投じて「創新」を掲げ、未来のハイテク強国を目指している中国は決して侮れません。

 かつて、軍拡競争でソ連の体制を崩壊させたアメリカは、冷戦体制の終了後、90年代の戦略分野が金融となっていた当時、自国の金融資本市場にナショナルフラッグを立てていた日本の大蔵省が主導する体制を崩壊へと導きました。現在は情報が最大の戦略分野です。「ビッグデータ覇権」争いが世界規模で展開されているなかにあって、アメリカは、情報に対してナショナルフラッグを立てて囲い込む中国の変革をどこまで狙おうとするのか。個人情報を国家が管理し、監視社会の強化に活用する中国は、日米欧とは電子情報に関するパラダイムがまったく逆です。日本はデジタルエコノミーの分野ではすでに中国の後塵を拝する以外になくなったと言われますが、米中の大国の狭間にあって、どのような道を切り拓いていくのか。

 私は、インターネット革命の次なる革命として世界的に進行していく「ブロックチェーン革命」にどう向き合うかということに、日本の道を考えるヒントがあると考えています。日本には自国の国柄を映じた独自の情報技術活用の道があると思います。例えば、課題先進国としてブロックチェーン革命に先手を打ち、その実装による新たな社会モデルで世界の範となる「自立」と「合意」と「和」の仕組みを創出する国になることが考えられるのではないでしょうか。

 2018年は、国際社会では米朝の首脳会談や「米中冷戦?」へのシフト、国内では外国人受入れへの転換やグローバリズム終焉の象徴とも言われるゴーン氏逮捕まで、これまでの秩序が大きく変動する予兆を感じさせる出来事が次々と起こった年でした。2019年は、前年に広がり始めた内外の潮流に日本の国家も国民も本格的に向き合い、具体的な行動へと歩み出すべき年なのではないかと思います。

 私は衆議院議員だったときに、国会の場で何度も、安倍総理が掲げる「新しい国づくり」の具体的な中身について問い質しておりました。日本は元号も変わり、いよいよ、次なる日本の国や経済社会の姿、国際社会のなかでのあり方を描くことが問われてきたと思います。政治もネクストジャパンに向けた重大な国家選択へと前に進めなければなりません。その選択軸は果たして生み出されるのか。

私は本書のなかで、暗号通貨が支える未来社会についても描いてみました。これを世界のなかで先導する国になるのが日本であってほしいと思っています。

 日本はこれからどこに向かっていくのか、私たちは明るい未来を手に入れることができるのか。本書が少しでもこのことを考えていく糧になれば幸いです。

松田 学 

2019年元旦」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<内容紹介>*アマゾンより

 

グローバル化と逆行する自国主義の広がりと主要国の政治的不安定要因が高まる中、

世界的金融リスクは欧州、米国、中東、南米でこれまでにない規模で増大しています。

その中でも特に米中貿易戦争が基軸通貨覇権戦争の様相を見せる中、国際金融以外に

暗号資産(仮想通貨)による新たな覇権争いが起こる可能性が高まっています。

 

各国政府の二極化に加えグローバル展開するデジタル化を強化したプラットフォーマーが

圧倒的競争優位を獲得した状況で、課題先進国 Japan が再復活する為の解決の糸口を

「政府暗号通貨」「東京クリプト金融特区」「クリプトキャッシュ」の融合スキームで

提示しています。

 

国際経済、米中の覇権争い、暗号解読、日本の未来、仮想通貨、ブロックチェーンなど、

関係する人はもちろん、政策担当者から、学生まで必読の一冊です。

 

松田学さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba芸能人・有名人ブログ

芸能ブログニュース