年頭に当たって~今年を新しい国づくりに向けた節目の年に~ | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

年頭に当たって~今年を新しい国づくりに向けた節目の年に~
2015年正月
前衆議院議員
松田まなぶ

 あけましておめでとうございます。
 昨年は、次世代の党の結党、そして想定外の時期での解散総選挙で、せっかくできたばかりの次世代の党が惨敗し、その流れのなかで私自身も議席を失うなど、あまりに波乱に満ちた一年になりました。
 しかし、たとえ党勢としては壊滅状態になったとしても、自主憲法を始め、次世代の党が掲げた理念が壊滅したわけではありません。個人や地域や国家の「自立」、日本らしい日本への新しい国づくりに向けて大胆な改革を進める「新保守」、そして「次世代が希望を持てる日本を」といった基本理念が、いまの日本にますます必要不可欠であることに、何ら変わりはありません。
アベノミクスが本当に効果を発揮するためにも、さまざまな修正が必要です。成長戦略には、個別の規制改革を超えて、日本がどのような国を目指すのかという大局的な視点が欠かせないのは、私が昨年、国会の代表質問で安倍総理に申し上げたとおりです。人口減少・超高齢化社会の潮流に対し、「課題先進国」としていかなる社会システムを構築し、世界を先導する先駆的モデルを組み立てていくか。それは、社会保障の負担の問題を「自立」と公平の思想で解決することにもつながるテーマです。
そして、30年後に目指すニッポンの姿を構想し、その実現のために、新エネルギーやロボット技術、食料や基幹的インフラ等々、国家基盤を強化するための超長期をにらんだ本格的な投資を推進しなければなりません。財源として次世代の党は、国家戦略分野に直接ニューマネーを投入する日銀基金構想を提唱しました。
総選挙の結果は、次世代の党の存在や内容が国民にまだ知られていなかった段階での選挙だったことによる面が大きいですが、知る人ぞ知る。自ら積極的に情報をとろうとするインターネット利用者の方々だけでなく、各界の指導的な立場の方々からも広く期待されていたことは事実です。理念が明確で、政策と知性を備えた待望の政党だったとのお声もいただいています。ちなみに、私は選挙の終盤で党を代表してマニフェストの15分解説をニコニコ動画で発信しましたが、他のどの党も抜いて、私の話が最もわかりやすかったという最高得点のアンケート結果が出ていました。
赤穂浪士は四十七士でしたが、国家の大義のため、年末の総選挙で花と散った次世代の党の前衆議院議員は、十七士。いったん立場は変わるとしても、それぞれ今後とも同志として、党が掲げた理念の実現に向けて活動を続けていくものと思います。私自身も、「日はまた昇る」、「捲土重来」、「必ず復活」、「これからだ」等々、多数の皆さまから励ましのお言葉を賜っております。
安倍政権がこれから「黄金の四年間」に入るかどうかわかりませんが、少なくとも、本格的な政界再編なくして真の自主憲法制定は困難でしょう。いずれ、来るべきときが来るはずです。次世代の党の基本理念が、より広い裾野の国民から支持を受けて、日本の政治に確固たる位置を占める形で結実する日が来ることを信じております。
今年は未(ひつじ)年。未が来て「未来」です。ちょうど戦後70年、55年体制60年の節目を迎えるのが2015年。ここから一世代後の30年後に、日本は戦後100年を迎えます。その「2045年のニッポン」という未来に向けて、新しい国づくりを始動させるという意味でも、今年を節目の年にしたいと思います。
立場や手段は変わっても、私が追求する目的に変わりはありません。全力を挙げて取り組みます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。



写真:お正月に招かれました