嬉しい報告とQ&A3409 第二子採卵の準備は? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q リプロダクションクリニック大阪で検査を行い、他院にて1人目を出産いたしました。本当にありがとうございました。二人目を希望するに辺り、質問があります。

2021年6月(39歳)に貴院で検査し、以下の結果に引っ掛かりました。
①クラミジアIgA 1.86(基準値0.00~0.90未満)→アジスロマイシンを服用した
②DHEA-S 156(基準値200以上)→DHEA 25MGを貴院で購入(未服用)
③テストステロン 12(基準値20~100) 

2021年6月時点では、地元の他院Aで体外受精を並行して行っており、1つ受精卵(4BC)が残っておりました。当初の計画では、他院Aで受精卵を移植して陰性だった場合に貴院で治療する予定でしたが、他院Aにて最後の受精卵(4BC)で妊娠(ホルモン補充周期)し、2022年4月に自然分娩にて1人目を出産しました(上記②は貴院で採卵することを想定して購入しましたが、他院で妊娠したため服用しておりません)。

2021年当時、他院Aでは、検査で以下が引っ掛かりましたので、最後の受精卵移植に当たり、以下、Ⓑ及びⒸを治療しました。
ⒶAMH 38歳時点 1.07
ⒷプロテインS活性 63 →低用量バファリンを妊娠28週まで継続服用
ⒸTh1/Th2比 14.3 →タクロリムス服用(胚移植2週間後まで)

遠方のため、二人目治療につきましても他院Aで再開する予定です。採卵からのスタートとなります。ただし、事前に貴院で検査だけは行いたいと考えております。検査にあたり質問ですが、検査は出産後、生理が再開してからの方がよろしいでしょうか。また、どのような検査をしたらよろしいでしょうか。
 

A 採卵の準備として、卵子の改善策に必要な、DHEA-S、テストステロン、25OH-VitDの採血を、授乳終了かつ月経再開後に行うことをお勧めいたします。

 

なお、このQ&Aは、約3週間前の質問にお答えしております。