Q&A1040 出産後のAMH低下 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。


テーマ:
Q 40歳
39歳の時に長女を顕微授精で出産しています。今は第2子希望で、最近転院したばかりです。採血など一通りの検査をしました。
一番気になっていたのが、AMHとビタミンDです。AMHは0.61で、ビタミンDは25.6 ng/mLでした。なお、DHEA-Sは基準値以内でした。検査時は生理前です。
38歳の時のAMHは1.96でしたが、2年でこんなに下がるのでしょうか。先生のブログの『AMHとビタミンDの関係についてその1』に書かれている40歳以上の女性では、ビタミンDが多いほどAMHが高いということですが、私はビタミンDが25.6で、主治医には「そんなに低くないのでサプリを飲むほどでもない」と言われました。それなのにAMHがかなり低下していたのはなぜでしょうか。生理前はAMHが低くなることがあるそうですが、生理前に検査をしたからでしょうか。DHEA-Sも十分にあり、ビタミンDもそんなに低くなかったのに、これからどうしたらいいか悩んでいます。これ以上AMHを低下させないためには、サプリで補充してビタミンDをもう少し高くした方がいいのでしょうか。これから採卵を控えていますが、採卵まで何かやることや、気を付けることなどありましたら教えてください。

A ビタミンDは、AMHの遺伝子のプロモーターに結合しますので、ビタミンDが低下している方は、AMHの働きが悪くなります。ここで重要なのは、妊娠を目指している時のビタミンDの基準値は、一般的な基準値とは異なり、30 ng/mL以上必要だというのをご存知かどうかです。私なら、ビタミンDが不足していると判断しますので、30 以上を目標に補充します。

しかし、出産をきっかけにAMHが極端に低下する方がおられるのも事実です。下記の記事を参照してください。
2013.12.2「Q&A163 1年でAMHが半分以上減りました」
2014.2.7「Q&A245 採卵2回、流産1回、転院をした方がよいですか」
2015.3.10「Q&A627 妻30歳、流産2回の後なかなか妊娠しません」

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