エンジェルサウンドとは? | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。


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エンジェルサウンド(Jumper社)について質問がありました。「エンジェルサウンド」は、超音波により胎児の心音を聞くことができる機械です。

「エンジェルサウンド」で使用する超音波の周波数は3MHz。これは、病院の超音波検査(3~8MHz)と同じです。一般の超音波検査が胎児に与える影響はないとされています。しかし、超音波の出力を上げると破壊力を示します(たとえば、超音波メスなどです)。「エンジェルサウンド」は、FDAの認可も得ておりますが、長時間連続した使用は控えた方が無難と記載されています。2~3分でしたら、安全性は問題ないと考えます。

胎児の心拍数は大人の2倍。自分自身の心音との区別は、拍動のリズムと回数が違うので、すぐにわかると思います。病院の機械より音が小さいようですので、部屋を静かにし、ジェルをしっかりつけ、音量を最大にして聞くのがよいでしょう。超音波は水分の中は通りやすく、脂肪や空気の中は通りにくいため、接触面に液体成分(ジェルなど)が沢山ある方が良いです。

胎児は想像以上に下の方にいます。それは、子宮が曲がっている(前屈、後屈)からです。この機械を用いると、妊娠10週頃から聞こえるようです。10週頃の胎児の心臓の位置は、陰毛の生え際付近の中央です。その後少しずつ上に上がっていきます。妊娠26週頃からは左右どちらか、胎児の背中がある方に位置がずれます。胎動を感じるのと反対側にあててみましょう。満期になってもおへその位置より上で聞こえることはまずありません。病院で聞こえる位置を参考にしてみてください。

前屈の方は、胎児がお腹の近くにいるため聞きやすいですが、子宮後屈の方は、胎児が背中側にいるため最初は聞こえにくいと思います。子宮が大きくなるにつれて、聞こえやすい位置になってきます。

「エンジェルサウンド」の価格は、数千円とお手頃。昔あったおもちゃみたいな機械より随分感度もよく、安くなったものです。胎動がわかるまでは(妊娠16~18週)、赤ちゃんが元気かどうかとても心配だと思います。そんな時に役立つ機械ではないでしょうか。

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