※過去記事が続きます。1年と少し前。2017年7月29日のことです
そして、退院日がやってきました。
とても暑く夏らしい日。
退院日は旦那のいる週末・土曜日に合わせてもらっていたので、
旦那の運転する車で病院に向かいました。
入院期間中、平日は1人で電車で病院へ通っていましたが、週末は
土日ほぼ欠かすことなく旦那と2人で車で面会に行っていました。
病院まで向かう車窓からの景色もこれが最後かあ。。
(なんでも最後。。。やたら感傷的になっていました。。)
当日は週末ということもあり、たくさんの赤ちゃんの退院日と重なっていました。
必要な手続きをして、matoの退院時に着せる洋服を預けて、matoが
GCUから出てくるのを、旦那と入口前の待合室で待っていました。
と。。。少し遠くに見覚えのあるおばちゃんの姿。。。
【GCUの思い出①】に書いた、沐浴室のおばちゃんたちの一人で
その中でもよく声をかけてくださる方でした。
思わず、パタパタと駆け寄り。。
「あの。。今日、退院になります。長い間、本当にお世話になりました。」
そう話しかけると、
おばちゃん 「そう!良かったわね~!!お母さん、長い間よく頑張ったね。」
号泣。。
おばちゃんと別れて待合室の席に戻ると、泣いている私を見て、
旦那が「もう泣く!?既に!?早くない??」 と爆笑。
元々極端に涙もろい私を見て、面白がる旦那。。
退院時にはきっと絶対に泣くだろうな、と予想はしてたらしいのですが、
まさかmatoが出てくる前に既に泣くとは。。。
そうこうしているうちに、matoのコットがGCUから看護師さんたちに付き添われて
出てきました。
退院用の真っ白なセレモニードレスは、私の親友が自分の子供が産まれたときに
オーダーメイドで作ったとってもかわいいもの。
matoが産まれてからのことを知っているこの友人が退院を知って「是非matoちゃんにも着てもらいたい!」と貸してくれました。
このドレスを着せられたmatoは、完全に「着せられた」感満載(笑)
「なんのこっちゃ」的な顔をしていました
その日ご出勤されてて、気が付いてくださったベテラン看護師Aさんや主治医のK①先生、その他数名のお世話になった看護師さんが来て
くださり、少しお話しして、matoを含めみんなでGCUの卒業写真を撮りました。
K①先生とは、「また来月の外来で!」と。
(GCUの卒業生は大体、退院から2週間~3週間後に最初の外来が入るのが通例のようでした)
そしてAさんには、前日ほぼ徹夜で書いたAさんはじめお世話になった方々
へのお手紙を託して。。(全部で10通くらい書きました。。。)
入院費の精算も済ませて。
(支払いは0円でした。本当にありがたく。。)
最後は旦那と2人で皆さんに「ありがとうございました」と御礼をして。
matoと3人でGCUの前を後にしました。
matoにとっては産まれた日、産院から救急車に乗るために外に出て以来の外の空気。
そして、あの救急車以来の車。。。
旦那が取り付けてくれたチャイルドシートにおさまったmato。
約4ヶ月もお世話になった病院。
スタッフの方々への感謝の気持ちを胸に、
出発。
私の実家までほぼ1時間の距離。
ずーっと、きょとんとしたままで外を見たり少し眠ったり、おとなしーくしてくれました
実家ではうちの両親が、鯛の尾頭付きのお祝い膳を近くの仕出し屋さんにお願いして用意してくれていました
到着すると、まずはmatoをベビーベッドへ。
ベッドは生まれる前のまだ寒い早い春の時期、うちの父親が組み立ててくれたものでした。
随分遅くなっちゃったけど、やっとここに来れたねぇ。。
matoは最初はキョロキョロしていましたが、そのうち疲れたのか寝てしまいました
うちの両親、そして旦那と私。
乾杯をして、美味しいご飯をいただいて、
matoの寝顔を見ながらあれやこれや。。。
こうして、退院後の新しい生活が始まりました。