少し時期が遡ります。
生後一ヶ月を過ぎ、再度の入院延長宣告(→記事はコチラ)があって。
ずっと気になっていたことがありました。
そう、義眼のことです。
matoの受持看護師さんにも、不安なことの一つとして義眼のことを伝えて
いました。
matoは生まれつき右目が開かないことが原因で救急搬送され、眼底検査の
結果右目失明が決定的になりました。 (→眼底検査の結果、そして義眼のこと)
右眼の瞼は完全に内反していて、見た目ずーっとぎゅっとウィンクをしている
ような状態です。
何人もの義眼っ子の先輩お母さんたちのブログを拝見していて、
恐らくmatoの場合はまずは、目の開きを大きくすることが必要で、
義眼を入れるスペースを作る「拡張器」を入れて、
それを目の開き具合に従って大きくしていき、スペースができた時点で
色付きの本義眼を入れることになるんだろうな、ということは想像でき。。。
そこまでに約1年近くかかることもわかっていました。
そして早い子は生後二ヶ月くらいで義眼を始めていることも知識としてありました。
(後日、早い子は生後数日から拡張を始める場合もあることを知りました。)
私がもし復職できるとすると、来年春(実際には今年の春)までには保育園に通う用に本義眼にしてあげたい。
と、なると逆算したら、もうすぐにでも拡張を始めたい!そう思いました。
しかし、matoは入院中。。。何か手はないものか。。。
まずは、眼科の主治医に相談。
しかし、主治医はそうあせらず退院してから始めても良いのでは。。。?とのこと。
やはりそうきたか。。。想像した通りの答えでした。。
次に、主な義眼製作の会社(個人の先生も含む)3件にホームページの
問合せフォームから、メールでご相談。
3社ともご丁寧に返信をいただきましたが、やはりそこまであせらなくても
退院後に始めてもいいこと、眼科医の先生のご指示を仰がないと。。。等々のお返事でした。。早く始めたい、という気持ちは書いたつもりですが、なかなか難しい。。。
これはやはり退院するまで待たないと。。なのかな。
とあきらめかけていたある日。
メールを送った3社のうち1社から、再度メールが。。。。
(原文ママです)
「先のメールを返信させていただいた後、お母様のお気持ちが
気になり、弊社としてできることはないか検討致しました。
眼科の先生がおっしゃるように退院されてから義眼の装用を
開始されても問題ないと存じますが、お母様としては少しで
も早く義眼の装用を開始したいというお気持ちかと存じます。
そこで、もしご希望でしたら、弊社から入院されている病院
にお伺い致します。そこで事前に準備させて頂いた義眼を
お渡しし義眼の装用を開始いただくことができます。
この義眼はお貸出しとさせて頂くため、費用はかかりません。」
読んだ瞬間、涙が出ました。
神が救いの手を差し伸べてくれている!
大げさではなく、本当にそんな気持ちでした。