基本的にトライアル、準トライアル組の連対馬しか拾っていません。

逆に言えば、そこで結果を出しているのに何らかの理由で人気薄の馬には

妙味あり。

 

くくり条件は、以下5つを満たしている馬。

そして、多い順に思い印を打ちます。

①父または母父サンデーサイレンス系かキングマンボ系

②阪神芝1600m重賞3着以内、OP以下勝利実績あり

③芝1800m以上勝利実績あり

④芝1600mの持ち時計1分33秒台以上

⑤騎乗経験があり、鞍上での勝利実績がある

 

根拠は、

①桜花賞は上記血統が大活躍のため

②阪神芝マイルは単調な東京や中山マイルに比べ癖が強いため

③ハイペース想定のため持久力を問いたい

④時計で遅れるとお話にならない

⑤未熟な牝馬なのでテン乗りは割り引きたい

です。

 

上りは無視しました。意外に先行馬が多かったためです。

 

では、〇を打った馬から、上記を多く満たしている順に絞ります。

②クイーンズウォーク 4点

⑦スウィープフィート 4点

⑧コラソンビート 4点

⑨アスコリピチェーノ 4点

⑩セキトバイースト 2点

⑪ライトバック 3点

⑫ステレンボッシュ 4点

⑬エトヴプレ 1点

⑰チェルヴィニア 3点

 

何の偶然か、外枠の評価が低く、内枠に集中しました。

赤字になった馬を印除きます。

 

そして、ほぼ絞り切れず、よりによって人気薄が消えてしまったので、

手広い買い方しかできないならケンです。

 

4点が並んでしまったので、もう一つ要素を加えます。

今のところ、今年のGⅠは関西馬3連勝です。頭だけならこれで。

⑥関西馬

なんとこれで2頭に絞れました。関東馬ばっかりかよ。

②クイーンズウォーク

⑦スウィープフィート。

 

これを加えると、4点に加点される⑪ライトバックと

3点のままの⑰チェルヴィニアの関係上、

チェルヴィニアも印を外します。

 

最終的にはこうなりました。

◎②クイーンズウォーク 5点

◎⑦スウィープフィート 5点

〇⑧コラソンビート 4点

〇⑨アスコリピチェーノ 4点

⑪ライトバック 4点

⑫ステレンボッシュ 4点

 

予想は決まりました。単勝②⑦の多点買いのみ。

連勝系馬券は、正直言って、消えてしまったチェルヴィニアが

どうも2着に来そうな気がする……。

もうここは確実に行きます。

 

今日の同条件、阪神牝馬ステークスの勝ち時計1.33.0は

超スローの流れを鑑みればとても速いです。

馬場は回復傾向にある模様。ただ、上位3頭がすべて外よりに

進路どっており、インはあまり伸びないみたいです。

 

このレース、出走確定賞金を得た馬がぶっつけで臨むケースが増え、

かつては苦しかったローテの阪神ジュベナイルフィリーズからの

直行が近年良成績です。

もうデータは通用しないとみています。

 

予想ペース:ハイ(少なくとも前傾ラップ)

想定決着時計:1.31.5~1.32.5

前を主張したい馬がそろい、そうでなくともなぜか桜花賞はハイペースに

なりやすい。

今の先週より回復した阪神芝であれば、今日の阪神牝馬ステークスは

間違いなく早い時計になりそう。

持ち時計も重視したい。

また、有力どころに差し、追い込みタイプが集中しており、

一発があるとすれば逃げ、先行タイプ。

このコースはペース関係なく、マイペースで逃げた馬の一発が多い。

 

 

評価していない馬も含め、一応18頭の単評を記します。

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ワイドラトゥール 厳しい

リステッドの紅梅ステークスを勝った後、前走チューリップ賞では0.9差13着。

このレース、穴も含め前走大敗馬の巻き返しには明確な敗因と過去の実績がいるが、

どっちもない。

来たらなんで?と思うしかない。

 

◎②クイーンズウォーク 人気どころで唯一の内枠

この枠がどう出るか。前走クイーンカップでは、騎手がある程度押っ付けながらも

馬が自然と後方の位置につけ、スローながら後方一気の直線だけで差し切る

強い内容だった。

3戦すべて異なる条件で上り1位かつ33秒台、芝1800m以上の実績あり、

ハイペース想定のここでは人気しても無理はない。

決して後方一手の馬ではないが、前前につけた2走が芝1800mだったので

前に行く脚はない、おそらく今回も後方になると思われる。

直線では内、馬群の中、外、どこから飛んでくるかわからないが、

突き抜けるイメージではこの馬が一番。もちろん差し届かないイメージも同様。

 

イフェイオン 評価できないフェアリーステークス勝者

前走フェアリーステークスの内容があまりにも平凡、面子も平凡。

これまで同様先行すると思われるが、阪神未経験という点も厳しい。

なんで8番人気なのかわからない。

 

キャットファイト 阪神ジュベナイルフィリーズの繰り返し可能性大

当時は中山芝1600mで強い勝ち方をした後で人気したが1.1差大敗。

その後フェアリーステークスも半端な差で負け、同条件中山芝1600mの

アネモネステークスを辛勝して臨む。

このローテは全く馬券にならない。かつては阪神芝1400mだったのだが、

なぜか中山芝1600mに移設してからは用なしローテである。

もちろんレース内容も全く評価できない。時計も面子も平凡。

 

シカゴスティング 善戦マン、掲示板なら

何気に人気異常に走る馬である。前走だけ3番人気のフィリーズレビューで

0.9差とこけた。

阪神ジュベナイルフィリーズも逃げて5着と掲示板には入っており、

がんばってここも4,5着のイメージである。

 

ハワイアンティアレ チューリップ賞波乱を演出

未勝利勝ち後で全く注目されていなかったチューリップ賞で15番人気3着と

波乱を演出、レース内容も上り2位でタイム差0.3とそれほど悪くない。

ただ、前走は少し時計を要する馬場が味方したような気がする。

高速馬場想定のここではどうだろうか。

 

◎⑦スウィープフィート 鞍上代わりと戦法固定で上位進出

これまでは半端なレースが続いて阪神ジュベナイルフィリーズ7着、

エルフィンステークスも2着と結果が出なかったが、

前走武豊騎手に乗り替わって直線勝負に切り替えて、

一頭桁が違う末脚で快勝。

これまで乗っていた騎手を鑑みれば相当強い馬かもしれない。

なんと今日知ったが武豊騎手20年桜花賞勝ちがないらしい。

相当今回はやる気ありそう。

 

〇⑧コラソンビート 最も複勝圏は堅そう、頭は難しそう

オッズにも表れており、ここまで6戦複勝率100%勝率50%の戦績に反して、

単勝より複勝が売れている。

前走フィリーズレビュー2着はわかりやすく物足りないレースだっただけに、

芝1600mで決め手不足、何かにかわされるイメージが付きまとう。

末脚では勝負にならないことが分かったと思うので、これまで以上に積極策に

出る可能性が高い。それが良い方向に出るかがわからない。

 

〇⑨アスコリピチェーノ 唯一の無敗3連勝、重賞連勝、重賞2勝馬

実績と「無敗である」ことから1番人気が予想される。

血統も文句なく、阪神得意のダイワメジャー産駒に、母父デインヒル系と

バランスも良い。ただ実際には、

この馬の評価点は血統を除けば、前走阪神ジュベナイルフィリーズ

の内容1点のみ。2走前の新潟2歳ステークスは平凡の一言で、

何より不安なのが故障が相次いで今年まだ2勝の北村騎手である。

今年重賞で4回騎乗、3回3番人気以内を飛ばしており、これだけが不安。

有力どころに名手が集っているのでなおさら。

 

セキトバイースト この12番人気はおいしい

チューリップ賞ではハイラップで逃げ、一瞬勝ったと思わせる粘りで2着。

この馬は地力で厳しい展開を作り結果を出しており、穴どころでは一番面白い。

1-4-0-1、掲示板を外したことがなく、逃げなくてもいい自在性も武器。

勝ちきれないが、崩れない馬で3着以内の穴候補では筆頭である。

 

〇⑪ライトバック 気性ひとつ

前走エルフィンステークスでは前詰まりながら強引に馬群を割って突き抜けた。

根性はある。ただ、過去3戦すべて行きたがって若さを見せているのは不安。

有力どころに気性難がいないのでなおさらである。

ただ唯一負けているアルテミスステークスもその若さが原因でグダグダだったのが

敗因で、末脚を発揮できるレースさえできれば過去全て上り33秒記録は怖い。

何気にクイーンズウォークと同じキズナ産駒で、絆馬券になってまう可能性もあるかも?

 

〇⑫ステレンボッシュ 鞍上替わりがどう出るかだがモレイラ騎手は名手

ルメール騎手は本当に今年は運がなく、ドバイで落馬負傷したため

本番での騎手代わりになってしまった。

この馬自身は4戦して3人騎乗と癖のないレースを見せてはいる。

今日の重賞阪神牝馬ステークスを勝ったモレイラ騎手騎乗ではある。

4競馬場で出走し全て連対している堅実ぶりは魅力である。

先行も出来、終いも確実。

モレイラ騎手は、重賞43戦して現在9勝(今日で10勝)と

ルメール騎手以上のとんでもない実績である。

鞍上替わりがいい方に出るのなら自信をもって買いである。

出るなら、ね。

 

テウメッサ 関西圏未経験のアネモネステークス2着

ちょっと買う要素が見当たらない。

 

ショウナンマヌエラ 今レースの人気馬勝ちレースに3連戦している

新潟2歳ステークス2着、アルテミスステークス5着、

チューリップ賞14着と着実に成績を落としてはいるが、

逃げか追い込みという極端なレースぶりが災いしている気もする。

18番人気になるほどひどい馬でもなく、なんだか一発ありそうな予感は

しないこともない。

 

エトヴプレ 藤岡祐介騎手は選ばなかった

しかし乗り替わりの鮫島克也騎手は、ジャスティンパレスやジャンタルマンタルなど

意味不明な乗り替わりで悔しい思いを繰り返しているためここは必死の形相で

乗りに来そうだ。今年リーディング4位と絶好調なのも大きい。

フィリーズレビュー勝ち馬ではあるが、ハイラップを作ったとはいえ、

元々阪神芝1400mはそういうラップが勝ち筋なのでそこまでは評価できない。

距離がどうの言われてはいるが、個人的には距離は問題なく、

それより傾向のつかめない血統に不安がある。サンデーの血が5代血統内にない。

 

セシリエプラージュ 戦績は面白いがこちらも血統不安

前走フィリーズレビュー3着からの権利取り。

その前も阪神芝1600m勝ちがあり、大きく負けたこともない。

問題は血統で、母の母にかろうじてサンデーがある程度で、

ノーザンダンサー系の血ばかり。

高速馬場の実績もなく、普通についていけない気がする。

 

マスクオールウィン 単距離2勝のフェアリーステークス2着馬

桜花賞で来るイメージが全くわかない。

関西圏内で走ったこともない。

ちょっとここを使ってきた意図がそもそもつかめない。

 

チェルヴィニア イクイノックスを思い出すローテと、中の中の外国人騎手

2023年10月末アルテミスステークス勝ち以来、およそ6カ月ぶりである。

当然いくら何でも厳しい。東スポ杯臨戦だったイクイノックスも負けた。

大外自体は、このコース内外の不利はあまりないので気にしなくてよい。

ルメール騎手主戦からの、あまりうまくはないムルザバエフ騎手乗り替わり

も気になる。下手かはわからないが、戦績を見る限り上手い騎手でもない。

最大の不安は、少頭数しか走ってない、関東圏しか走ってない。これに尽きる。

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今回の本命馬に乗る騎手は、これはただの偶然、

土曜メイン重賞の2着だった騎手です。

そこから巻き返す!

そして、桜花賞3連覇がかかる川田将雅か、

桜花賞20年ぶり勝利がかかる武豊か?

こういうロマン馬券を買いたいものです。

もう買ったがね。