友人Kが入院した。
いや、していた。
もう一ヶ月半も前から。
工場勤務だったんだけど、やっちゃいけないミスをやらかした。
何千回とやってきた作業中、考えことをしながらボタン操作をミスって左手の指三本損失。
その事実を聞いたばかりの友人から連絡があって、二人ですっ飛んで病院に行った。
病院の外でやはり聞いたばかりの友人とばったり会って三人で病室に向かう。
姿を見た瞬間、涙が出た。
「なんで連絡くれないんだよう~」
「いやいや、心配かけたら悪いから」
彼のお父さんのガンが発覚した時も、彼は一人で抱えて誰にも相談せず、やっと連絡をくれたのはお父さんが亡くなった時だった。
やはり「心配かけたら悪いから」って。
強い人だと思う。
私は多分出来ない。
辛くて助けを求めてしまうだろう。
彼はミスった時も部下に見られるとショックを受けて仕事に支障が出るからと誰にも見られないようにして、淡々とその場を立ち去り上司に報告に行ったそうだ。
その強さはどこからくるのだろう。
病室でずっと笑顔を見せる彼。
いろんな思いがあるだろう。
これから先の事だって考えるだろう。
それなのにまだ私たちに心配をかけまいとする彼に頭が下がる。
不謹慎かもしれないけど、本気で指が生えてくればいいのにと思った。
いや、していた。
もう一ヶ月半も前から。
工場勤務だったんだけど、やっちゃいけないミスをやらかした。
何千回とやってきた作業中、考えことをしながらボタン操作をミスって左手の指三本損失。
その事実を聞いたばかりの友人から連絡があって、二人ですっ飛んで病院に行った。
病院の外でやはり聞いたばかりの友人とばったり会って三人で病室に向かう。
姿を見た瞬間、涙が出た。
「なんで連絡くれないんだよう~」
「いやいや、心配かけたら悪いから」
彼のお父さんのガンが発覚した時も、彼は一人で抱えて誰にも相談せず、やっと連絡をくれたのはお父さんが亡くなった時だった。
やはり「心配かけたら悪いから」って。
強い人だと思う。
私は多分出来ない。
辛くて助けを求めてしまうだろう。
彼はミスった時も部下に見られるとショックを受けて仕事に支障が出るからと誰にも見られないようにして、淡々とその場を立ち去り上司に報告に行ったそうだ。
その強さはどこからくるのだろう。
病室でずっと笑顔を見せる彼。
いろんな思いがあるだろう。
これから先の事だって考えるだろう。
それなのにまだ私たちに心配をかけまいとする彼に頭が下がる。
不謹慎かもしれないけど、本気で指が生えてくればいいのにと思った。