貴女が消えて四度目の師走

冷たい風に吹かれて思う

ひとりぼっちの人生は

暗くて寂しい迷路の中を

さまよい歩くようなもの

行き着く先はこの世の果てか

長い眠りにつけるのか

もしも眠りにつけるなら

出来れば貴女の傍がいい

待ってたよ、と迎えて欲しい

その確約があるのなら

今の孤独を耐えられる

今の不安も乗り越える

約束なんて何もない

眠りについたその先は

また新しい地獄かも

また巡り会う孤独かも



その答えさえ知りもせず

貴女は一人跳び立った

未知の世界へ旅立った

最後に貴女が見た風景は

辛くて苦しい日常の

虚しい時の重なりなのか

いつか私もそれを見て

勇気を持って跳べるのか

壊れた身体の辛い痛みも

涙が溜まった重い心も

一緒に消せる事が叶えば

今すぐにでも跳んでみたいよ

貴女の元へ羽ばたきたいよ



青い空を仰ぎ見れば

貴女の笑顔が浮かんで見える

まだダメだよ、と咎めて笑う

ため息ついて顔を臥せ

わかったよ、と呟く私

貴女が赦してくれる日迄は

この果てしない孤独の迷路

さまよい歩く私の人生

終わりが近い私の人生