親の力 | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

昨日は、NPO法人ファザリングジャパンの
全国フォーラムに参加するため、四日市まで
出かけてきました。

イクメンという言葉。
数年前から登場し、
今や95%もの方に知られるように
なったそうです。

ファザリングジャパンは、
父親支援事業による「Fathering」の理解・浸透こそが、
「よい父親」ではなく「笑っている父親」を増やし、
ひいてはそれが働き方の見直し、企業の意識改革、
社会不安の解消、次世代の育成に繋がり、
10年後・20年後の日本社会に大きな変革をもたらすということを信じ、
これを目的(ミッション)としてさまざまな事業を展開していく、
ソーシャル・ビジ ネス・プロジェクト。

今回このイベントのことを講座の受講生から
教えていただき、お話を聴いてきました。

最初に参加した分科会では、
育休、介護休暇などに対して、
取得率などの現状や、
これに積極的に取り組まれている
企業のご紹介がありました。

ワークライフバランス
という言葉もよく耳にしますが、
このバランスをとりやすい企業は、
社員にとっても、企業にとっても
win-winの関係をもたらすんですね。

学生もこういった部分の会社の取り組みに
注目しているところがあるようです。

また、その後の分科会では、
実際に育休を取得された方の
お話をお聞きしました。
取得されたのは、イクメンという言葉が
世間に出る前の時代だったため、
育休をとったことで、冷遇されたといった
経験談もうかがいました。
会場にいらっしゃった方々は、
さすがイクメンが多く、
世では男性の育休取得率が1.8%という数値であるのに対して、
10倍以上の方が育休を取られた方でした。
まだまだ企業側の理解のないところもあるようですが、
国も取り組んでいる施策でもありますし、
理解が広がることが望ましいですね。

最後に参加した分科会では、
思春期を迎えるパパママのお話をお聞きしました。

子どもや親の現状として、挙げられたのは、
「過干渉」「過保護」「過支配」。
子どもの自立を妨げるだけではなく、
親も自立できていないといったお話もありました。

この結果、日本の子どもは他の国と比べ、
自己肯定感、自己効力感が
低いといった結果も出ています。

そこで、思春期にどう子どもと向き合うかという
親の在り方について、実際のパパママから
さまざまな提言がありました。
やはり大切なことは、

信じる
知る
聴く
見守る
受け止める

なんだと改めて確認ができました。

輝く大人の姿
笑っている大人の姿

これが未来を変える鍵ですね。

6月は、input月間でした。
自分の活動の意義を
再確認させていただくと共に、
より確信をもってお伝えできる
ようになった時間でもありました。

まだ、学びは続きますが、
少しずつoutputしていこうと思います。

「今、笑顔ですか?」