社会の現状とこれから | Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

Teacher Kuroda 奮闘記 【La C Lo】

愛知県日進市で、小中学生に数学&総合学習を行う「数学コーチングⓇ」、自己探求を行う「対話と探求」、様々な世代を対象に子育て、キャリア教育などを行う「La C Lo サポート」。
共育共創家の黒田忠晃が、日々の出来事、教育に対する想いなどを綴っていきます。

昨日の続き。

昨年の振り返りもかねて、近年の学生の状況のお話がありました。
今は就職ではなく、就社になっていることが多く、
就社の人たちにとっては、ゴールは内定。
つまり、誰かの引いたであろう、
「いい学校」「いい会社」
のレールに載せられた、
親にとっては都合のいい、いわゆる「いい子」。

でも、ここから先のレールは自分で引かなければいけない。
そこで、今まで自分で引くことをしてこなかった子ども達は、
そこから先に、どのように引いていいかが描けない。

数字としても出ていて、
大卒の三年以内離職率は就職者全体の3分の1と高く、
また、最近発表された、10代、20代の死因原因は自殺という
ショッキングな事実。就職失敗で自殺ということもあるそうだ。
そして新卒者ニートが3万人という。

一生同じ会社で働けるという保証がなくなったこの時代において、
旧態依然の型にはまったものは通用しなくなってきている。

研修会の中で出てきた。、松下村塾と旧明倫館の違いについて。
吉田松陰がどうしてたくさんの偉人を輩出できたかというディスカッション
において出てきたもの。

・みんなで考える場であった
・個性を伸ばすところであった
・志を持った人が集まった場
・苦しんで生きた人たちが集まった場
・長所伸展
・全員を教師にした

つまりここには、
これからの時代に必要な要素が詰め込まれているのだ。

おとなもこどもも志をもち、
当たり前のことを馬鹿みたいにちゃんとやり、
志に向かって全力で邁進し、
周りもそれを応援する。

これがこれからの時代には
必要なのだろう。

自分の考えを整理し、より確信の持てた
時間となりました。

「志に対して、どんな姿勢で臨んでいますか?」