Material LINKの創業準備の為、初めて単身中国へ仕入れに行った時の『負の遺産』。
いや、この失敗があったから、今の仕入れのやり方を学んだし、そのおかげで高品質な商品を確実に選べるようになった。
中国のメーカーの社長または責任者たちと、徹底的に話し合って、納得できるところまで詰め合って、高品質な商品を作ってもらえるようになった。
※私は中国語が話せないので通訳さんを通じて会話をしますが、精一杯のボディランゲージでハートを伝えようって努力はします‼︎
ハートが繋がって、信頼関係さえ築ければ、あとはリピートでさらに線を太くするだけ☆(*^^*)
国は違えど、結局は人と人のお付き合い。
どれだけ信頼してビジネス関係を築けるか!
もちろん文化の違いや、感覚の違いには、かなりの許容範囲をもっておかないと失敗しますけどねぇ~☆(苦笑)
(;^_^A
お客さんによく言われます。
「あっ、中国製なのね。だから安いのね。」って鼻で笑うように。
そしたら、すかさず言い返すの‼︎
「違うよ。中国製のモノが悪いというイメージを持っているのは、日本の企業がきちんと検品や商品管理をしてないからあかんねんで!中国のメーカーも良いモノを作る会社は作ってくれるし、うちは全部国内で検品して売り場に出してるからね☆」って。
実際、Material LINKの輸入商品は全て『パッケージ 日本』と記載しています。
意外と、アンチ中国製品で、こんなことを販売現場で言ってくるお客さんの方が、最初は疑心暗鬼で少し購入して、百貨店なんかの長期催事だったら会期中にリピーターとして来てくれたりします♪
しかも、お友達も連れて来てくれたりして☆(*^^*)
話が長くなりましたが、『負の遺産』の革紐が旅立つこととなりました。
いつまでも置いておく訳にも行かないし、訳ありで革紐としての商品価値はないけど、用途次第では使い道があるはず☆
そう思って、Facebookで作家さんが多く集まるグループに、全て事情をお伝えしたうえで送料のみご負担頂けるのなら差し上げます!
って投稿したところ、全国から10名以上の作家さんが名乗りを挙げて下さいました☆(≧∇≦)
Material LINKの商品としては成立しませんでしたが、作家さんの元に渡って新しい作品の一部として活用して頂ければ幸いです。
『出来の悪い子ほど可愛い』
って言葉を耳にしたことがありますが、この革紐たちの新しい門出がめちゃくちゃ嬉しいと同時にちょっぴり淋しくも感じます。
この革紐が無ければ、ここまで前述したようなことを考えなかっただろうし、
仮に革紐を無理に安くしてでも売り捌こうとしたら、【Material LINK】は今のようにはなってなかっただろうと思います。
検品して、品質の良いものはもちろん販売しましたが、創業初期に、これだけの在庫を抱えている商品を『売らない‼︎』と決めたのは、正直、自分の中でも大きな決断でした。
理由はこの2つ。
それはMaterial LINKの創業当初から一貫して貫いている、
・高品質低価格の素材販売。
・お客様お一人おひとりへ最良のサービス。
…っていう、Material LINKの方針からブレてしまうから。
もう一つ、私が出店販売の際にお客さんに伝える言葉があります。
「素材との出逢いも一期一会だからね。後で買おうと思っても、その時には無いかもしれないよ。ビビッ!と感じたモノは、絶対に今のうちに買っておいて☆それ以外は、また帰る前にふらりと寄って、使えそうなモノは買って帰って!」って。
お客さんから、
「さっきあった⚪︎⚪︎が無い!」
って言われることがしばしばあって始めた、百貨店以外の出店催事でやっている朝のタイムセール♪(*^_^*)
催事最後の値引きは常套手段だけど、朝からタイムセールやるのはどの催事へ行ってもMaterial LINKだけですね。(爆)
「さっきあった⚪︎⚪︎が無い!」って言われると、なんかお互いに損したみたいな残念な気分になるんですよね。。。
それなら多少値引きしても、朝のタイムセールでビビッときた商品を安くしてあげたほうが、お客さんの満足度もアップして両者にとってメリットが大きいですもん♪(≧∇≦)
ついさっきまで、この【訳あり革紐】は、ずっと『負の遺産』だと思っていました。
しかし、素材との一期一会で、商品価値としては『0』でしたが、この革紐と出逢って学んだことは、とても大きいことであったことに気付きました。
いろんなことを学ばせてくれて、気付かせてくれた。。。
そんな、この子たちを活かしてくれる作家さん達の元へ『感謝』の気持ちを込めて送り出してやりたいです‼︎
