朝、目覚めて二階のサロンへ行くと、
既に強い陽射しが気分を上げてくれる。
バルコニーで軽い "Kahvaltı(カフバルトゥ:トルコの朝食)"を取り一日が始まる
トルコ人は持ちつ持たれつが国民性。
早速マダムより、バルコニーにカーテンを取り付けて欲しいと頼まれる。
私はお客じゃないのか!と思うが、トルコでは日常茶飯事。
何でも御安い御用と、引き受けたカーテン取り付け作業はなかなかの大仕事だった
これを終わらせないと、ビーチに行けない。
二つあるバルコニーの内一つは、真っ白のチュールを巻きつけるデコレーション。
もう一つは、イエローとグリーンのグラデーションのデコレーション。
隣の家から覗いていたトルコ人おじさんに手を振って、見てないで手伝いなさいよと、呼びつけた。
彼はリタイアした建築家で、この仕事にもってこい。
ただ座って支持するマダムの横で、私は手すりによじ登り結構危険を冒し、見事に美しいバルコニーに仕上がった。
(Before)
(After)
( Before )
( After )
この家を”プリンセスハウス”と名ずけた。
ボドルムの様々な家を見てきたが、ここはマダムのチャーミングさが出る白とブルーの世界。
( maison masumi のテーブルリネン カトラリーポケット ターキッシュブルー)
ビーチから帰った夕暮れのバルコニーで、彼女の作ったウォッカトニックは格別に贅沢だった