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A Fairy Tale -青い薔薇の精-

シャルム!製作発表会後のトーク。

出席者はもちろん

明日海りお
柚香光
華優希
の、3人。



明日海さん…はい。パフォーマンスが終了しまして、私とはなちゃんは、先日の横浜アリーナでのコンサートとは全く違う雰囲気に戸惑いつつ、れいちゃんもね、「花より男子」とは全然違う雰囲気の中、歌わせていただいた三曲の中でも、一曲目は霧がこうなんか、漂っている感じだったりとか、二曲目は本当に暖かい気持ちで華ちゃんと、デュエットしたり、三曲目はなつかしいものとか、未来への願いみたいなものを祈ったり、バラエティに富んだ三曲というか…。
緊張しましたか?

華ちゃん…緊張してしまいました。
作品の世界観がうわっと広がって、その世界に、少し、一歩入れたような気持ちになりました。

れいちゃん…強烈に印象に残っている情景が2つありまして。
1個目が、最初、明日海りおさん演じるエリュが、ぱあって照明が当たって、お客さんの方にぱあって振り返る時に、「ポーの一族」の制作発表の時も。
今日はまた、同じ人間ではない役ではあるんですけども、同じ振り返りの演出ではあるんですけども、また全然違う…、全然違うんですよ、本当に。

明日海さん…よかったよかった。私の中ですごい課題だったんですよ。同じ動きというか、振り向き?振り向きって難しい。それを別もの?別人…「人」じゃないけど、その変化というか…そうでした。課題でしたので、よかったです。

れいちゃん…が、1個目で、2個目が、二曲目のお二人がデュエットする曲が、「あれ?お二人、10年前からこの役やってました?」って思うくらい二人の情感が爆発していて、それがもう…。私、座って下手の端で見ていたんですけど、泣くかと思いました尊くて

明日海さん…○○(聞き取れない)の持っているパワーってすごいよね。なんか、私たちの心の殻をわあって取ってくれるような感じ、するね?

はなちゃん…はい

明日海さん…ご自分はどうですか?ハーヴィーさん的にはどうでしたか?

れいちゃん…ハーヴィーさん的にもお二人の姿を見て、バァッと広がるあったかい思いであったりとか、どこか懐かしかったり、本当は自分がすごく大事にしたかったけれど近くにないものみたいな。ハーヴィー自身としてもすごく二人の歌声と表情と愛情っていうのが響いてきたので。
これがまた制作発表だけではなくて、台本になって、お芝居が入って…ってなると、どんな風に見えてくるんだろう。

はなちゃん…切ないです

明日海さん…切ないけど、頑張りましょうか。

はなちゃん…はい。

明日海さん…頑張りましょう。

れいちゃん…はい。

明日海さん…で、今日は歌唱はなかったですが、ショー「シャルム!」は、先生のお話を聞いてさらに楽しみになりました。
先生が醸し出す「宝塚らしい」っての、ハンパ無いと思う。(拍手)
一筋縄ではいかないと思う。レヴューよりももっと何かあるみたいな感じ…予感がすごい溢れてる。
スーツもあるっておっしゃってたし、そこが「悪い」のかな?

れいちゃん…どこかで悪みりおさんが出てくる…

明日海さん…出てくるらしいです。

れいちゃん…どこでしょうね。

明日海さん…悪い華ちゃんも見たいけどね。

れいちゃん…ああ….悪華見たいですね。

明日海さん…見たことないよね。

れいちゃん…見たことないですね。

明日海さん…極悪なやつ

れいちゃん…うん。極悪…。

はなちゃん…そうですね…

れいちゃん…どういう種類の極悪ですか?

明日海さん…や、もうなんか全然…それは…あとで話し合おうか…(爆笑)

明日海さん…で、中詰が、何と軍服

れいちゃん…軍服…

はなちゃん…わちゃわちゃ

明日海さん…いろいろ楽しめちゃうね。いろんな衣装が…

れいちゃん…最近、花組、なかったですもんね、軍服って。

明日海さん…そうだね〜。ね、黒燕尾もあるっておっしゃってたし、そりぁやっぱり、黒燕尾、やっときたい!
ショーでは思い切り男役をうちだすというか、堪能するというか、浴びたいと思います。

(れいちゃん、拍手…)

今日の新事実は、何と花組全員の場面があるっていう…

れいちゃん…うれしい…

明日海さん…うれしいね。
はなちゃんもね、初めてのヒロイン、初めてのお芝居…楽しみ。

それぞれ意気込み、行ってみますか。




れいちゃん…お芝居のA Fairy Tale も、その美しい音楽と、明日海さんと植田景子先生のタッグから生み出されるものに、きちんと私たちも役柄の人物として登場できるように心を込めてお稽古してまいりたいなと思います。
ショーも、そうですね、たくさん…ああ、どんな場面になるんだろうという、key wordをたくさん先生から今日聞いてきたので、そちらの方も楽しみつつ、でもきちんと先生の思い描く理想の世界を私たちがちゃんと表現できるように、技術面も含め、きちんと向き合って戦っていきたいと思います。

はなちゃん…お芝居は本日制作発表させていただいて、いろんな気持ちが生まれる瞬間がたくさんあって、こんなに短い時間で、心が暖かくなったり、切なくなったり することをすごく感じて、これがお芝居になった時に、もっとどんな気持ちを感じることができるんだろうっていう風にすごく楽しみになりましたので、精一杯考えてお稽古してまいりたいと思います。
ショーの方は、今日、いろいろなな場面があることもお聞きして、すごくワクワクする気持ちでおりますので、一場面一場面大切に精一杯取り組んでまいりたいと思います。


明日海さん…お芝居、ショーも、本当に…会見でも申しましたけれども、とてもお世話になった先生方とさせていただける安心感のもと、いやでも、ああこれが最後なんだなって思う意識はつきまとうと思いますので、それにはあまりぶれることなく、ひとつひとつ丁寧に、組のみんなといい状態で初日を迎えられるように、そしてそれから進化していけるように作り上げていきたいなと思います。








…という、会見後の3人のトークでした。

こうして文章にまとめてみると、はなちゃんが全く話していないように思われますが、トークの間のはなちゃんは、とても雄弁でした。

軍服の話になった時に、ハッと表情が華やいだり、心を込めて頷いたり。

極悪華ちゃんの話の時は、少しでも極悪になろうと、眉をひそめて、手で何やら…極悪ポーズをしてみたり…

小さい拍手をしてみたり…

ほんま可愛らしいわ、このかた。

で、三人のお衣装が、全く別々なんやけれども、色を落ち着いたブルーで揃えて、作品の雰囲気を壊さない。

明日海りおさんの、ハイカラーのシャツ、よくお似合い。

で、れいちゃんも、ついこのあいだまで眉間にしわを寄せて、道明寺だったのに、ほんまに別人。

てか、れいちゃんの明日海さんを見つめる視線が好きやわ。

まだ、星組さんもみておりませんが、すでに楽しみになっております。

軍服も、黒燕尾も、素敵やろな〜。


てか、初のSS席が、今からすごく楽しみ。
どこみたらええのかわからんやろな、きっと。





はなちゃんって、お話を聞いていても、感性の方なんやなと思う。
理論的に演技を積み上げるのではなく、感性で役を掴むという…
メリーベルがまさにそんな感じでした。

綺咲愛里さんも、トップになった頃はほとんど会話もなく緊張されていたみたいですが、今では組子のみなさんが認めるほど、紅さんと仲良し。

はなちゃんには、それほど時間がありませんが、この公演に取り組んでいく中で、彼女らしいトップ娘役を掴んでいかはるのやろと思います。

何より、明日海さんが、組み替えとか、色々大変な思いをされてこられたとのこと。

これからの若い二人のためにも力を尽くされることでしょう。

この三人の並び、あと何回見られるのかな?

ナウオンとか、スカイレポートとか…