地域力の源『町会・自治会そしてお祭り』 | 江戸川区議会議員 桝秀行のブログ

皆様こんばんは。江戸川区議会議員のます秀行です。


 今日は近所の自治会で開かれた環境問題を協議する会議に参加させて頂きました。議題は地域の子どもたちのイタズラに対する対応です。地域の問題を解決するには地域力が欠かせない、とよく行政に関係する世界ではよく耳にする言葉です。


 でも、『地域力』とはいったいどのような力を意味するのでしょうか。犯罪に関わる問題は警察が、事故やケガ、緊急の病気には消防が、子どもの教育で困った時は学校が、また生活全般で困った時には役所がそれぞれに登場します。このような見方をすれば、「各機関の働き=地域力」とはなりませんね。地域力ではなく、各機関の働きと解するべきでしょう。


 私が今日感じたのは、このような機関がどの程度連携を図れるか、スムーズに活動できるかが地域力なのだという事です。今日の会議では、自治会内で発生した問題を、地元の消防機関に情報提供を行い、その消防機関から周辺の学校へ指導が入り、やがて問題は解決にむかったという話がありました。単に自治会内で対応していも問題は解決できず、また消防や学校にも情報が伝わらなかったような内容のものです。まさにこの自治会が問題解決のために動いた事が地域力となって表れたよい例ではないでしょうか。


 昨今町会・自治会への加入世帯数は、全国的にみても横ばいか減少傾向にあります。特に都市部では人口の流動化が進むにつれ、未加入の世帯も増えています。自分たちが生活をする街をみんなで考えていこうというのが町会・自治会の大きな存在意義でもあります。参加しやすいお祭りや盆踊りも盛んに開催されていますので、まずはこのようなものに参加し、メンバーと触れ合う中で理解を深めて頂ければと思います。