新庁舎建設は船堀か?計画を追う VOL1 | 江戸川区議会議員 桝秀行のブログ

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皆様こんにちは。江戸川区議会議員のます秀行です。


いよいよ江戸川区は本格的に新庁舎の建設を検討し始めました。今日はこの新庁舎建設と移転について考えてみたいと思います。


平成25年3月14日に開かれた「公共施設のあり方懇話会」の中で、船堀地区にある都有地(現都営住宅)候補地とされました。


現在の江戸川区の本庁舎は、昭和37年に建設され築50年をむかえています。これまでも手狭になってくれば新しい棟を増築したり、古くなった個所があれば改修したりしながらここまでやってきました。

建築後50年と言えば、建物にとっては一定の節目となります。すぐに建て替えが必要と言うわけではありませんが、庁舎の将来を考える時期が近づいている事に間違いはありません。

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まず、現在の庁舎ですが、昭和37年に6,656m2の床面積を持つ南棟が建設され、その後45年に4,643m2の東棟が、55年には1,672m2の北棟が、59年には4,281m2の西棟がそれぞれ建てられおよそ現在の形となりました。

この建て増しを繰り返す事によって、最初の南棟の床面積が6,656m2だったのに対し、現在の4棟を合計すると17,252m2と、実に2.6倍にまで膨れ上がった事になります。


さて、この庁舎がいよいよ老朽化を迎えるわけですが、素直に老朽化=建替えとはいきません。特に区にとって庁舎とはシンボルともなる非常に重要な意味を持つ建物ですので、厳しい財政譲許も考慮しながら慎重に慎重に事を運ばねばなりません。


そこで、江戸川区では区内団体の代表者や議会からの代表者等で構成される『公共施設のあり方懇話会』(座長は白木三秀早稲田大学教授)が設置され、ここで庁舎を含む区の公共施設の将来について意見交換がなされる事となり、これまでに昨年11月と今年の3月に計2回の懇話会が開かれました。


もちろん区をとりまく外部環境の変化と言うものは、判断上欠かせない要素となります。懇話会には江戸川区の環境変化がこれからどのように進んでいくのか、といった資料も役所側から提供されています。


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それによると、庁舎に限らず区内の公共施設(学校施設を含む)の多くが老朽化が深刻な問題になっている事や、将来にわたって人口推計を元にすると区民ニーズが大きく変化していく事などがわかります。


ここで、私はこの懇話会についてひとつの疑問を抱きました。この懇話会、議会からは交渉会派の幹事長が出席できる事になっていたため、私は出席できませんでした。しかし、第二回では当会派の幹事長の都合が悪かったため、私は偶然にもピンチヒッターとして出席する機会を得たのです。

二回目から参加となると、当然第一回の議論の内容が分からないと大変です。こうしたケースで役に立つのが議事録となるのですが、なんとこの懇話会。驚くべきことに議事録を作成していませんでした。


この第二回の懇話会において、新庁舎建設の予定地として船堀地区にある約11,000m2の都有地(現都営住宅)が候補となったのは事実ですが、そこに記録はないのです。出席者の記憶に残っているだけなのです。

ただしこれは『懇話会』ですので、ここで大きな決定をするものでもなく、幅広く意見交換をするといった本来の意義からすれば、ガチガチの議事録等は不要かも知れません。


とは言え、ここで取り上げているのは『区役所の移転』という大きな計画なのです。この計画について、区が公にしたのはこの懇話会が初めての事でしょう。で、あれば区はまず公式に記録が残るような場所でひとつずつ丁寧に積み重ねていくのが妥当なところではないでしょうか。


つまり、


『区役所移転計画の第一歩 』 が 『公共施設のあり方懇話会』 だったのです。


ここで、『みんなが賛同してくれた』 から、『船堀の都営地を購入し移転計画を進めていこう!』


となったのです。


果たしてこの計画、振り返ってみた時の第一歩が記録に残っていないとしたら、行政の責任はどこに行ってしまうのか。今からでも追及していかねばなりません。


ちなみに、この懇話会のような行政委員会ですが、条例により設置される(例:建築審査会)ようなものや、地方公共団体の規則や訓令によって設置されるもの、あるいはもっとも縛りが緩い要綱によって設置されるものまでありますが、今回の懇話会はこの要綱にも属さないものと位置付けられています。


しかし、行政の情報はもっと開示されるような流れにはないのですか?と多くの方が思われるでしょう。平成11年に行政の情報開示に関する法律の制定により、平成13年には江戸川区でも情報公開条例が設けられました。


当然、この懇話会も情報公開条例の対象となっていますので、議事録をしっかりと作成し、庁舎移転計画に関しても目に見える形で区民に示すべきなのです。



*前後の記事はこちらから↓
江戸川区役所移転/計画を追う VOL7(竣工は2024~25年か?)

江戸川区役所移転/計画を追う VOL6(土地取得と今後の計画について)

江戸川区役所移転/計画を追う VOL5(土地取得について)

江戸川区役所移転/計画を追う VOL4

新庁舎建設は船堀か?計画を追う VOL3

新庁舎建設は船堀か?計画を追う VOL2

新庁舎建設は船堀か?計画を追う VOL1

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