そう言えば、彼女がパンツルックだったのを見たことはないな。いつもスカートだ。それも膝丈のタイトが中心で、時に長めのフレアになることもある。必ずストッキングを身に付けている。
化粧と香水は濃いがランジェリーと脚元がずさんな女性社員もかずかずいたが、加納はまったく逆のタイプだ。
そう言えば、香水を付けているわけでもないはずなのに加納からはいつも微かに花の香りがする。機会があったら僕好みの香水をプレゼントして、付けさせてみたいものだ。女は付き合う男が変わると香水を変えるというからな。
ふふ・・・これじゃ犬のマーキングと大差ないか。

資料を取ろうと中腰になって腕を伸ばす。それだけの動きでも、胸がたふん・・と揺れるのが僕の席からもわかる。
いったい何カップなんだ。一度聞いてやろう。
あの感じなら、それくらいで「セクハラだ」とは騒がないだろう。加納は若くても既婚者の余裕がそうさせるのか、男どもの戯れの会話には随分寛容だからな。
年齢だけいっていても独身の女は自意識だけ過剰で面倒だ。単なる軽口にさえ目くじらを立てる。だから、もてないんだと早く気づけばいいんだか・・な。
あの胸・・・腕を組んで歩くだけでも膨らみが腕に触れて・・・きっと気持がいいにちがいない。

脚は組んだりはしない。
タイトスカートが多いからだろうか、膝をつけてどちらかに流すか、足首だけを軽く絡める様にして座っている。
決して細くはないが真っすぐでやわらかく脂肪の乗った・・・白い脚。
何時間も立ちっぱなしの店頭販売の仕事をまだ経験していないだけにその筋肉はしなやかなままだろう。

時々、前髪を払う仕草をする。
どうしてロングヘアにしないのだろう。あの柔らかな髪なら似合うだろうに。上に跨がらせて腰を振らせる時僕の胸に毛先が擦れるくすぐったさ、たまらないはずだ。

あの身体ならどんな体位でも・・・そそる、な。眼で十分に楽しめて、中もいいなら最高だ。