今回は、部活動について書いていこうと思います。

部活動の危機

 現在は部活動の地域移行が進められる状況になっています。


 部活動を学校から地域に、つまり自治体に任せようということです。


 地域のクラブチームで、いわゆる部活動を担わせて、学校の先生の負担を軽減すると言っていますが、元々、スポーツ省で言い出し、文部科学省がそれに乗った形で進んでいる政策です。


 だから、最初から別々の話で地方が翻弄されることになります。


 中学校がひとつだけしか無いような自治体では、部活動が出来なくなります。


 現状で言うと、中学生でスポーツを進路などに使う、あるいはその競技で全国大会を目指すような生徒は、すでにクラブチームで競技をしています。


 それで中学校の部活動には参加していない場合もありますし、参加していても同一競技では大会に出られない競技もあるので、人数が必要な競技である野球やサッカーなどは、地方では部活動が成り立たなくなっています。


 ただ競技によっては、住所のある場所のクラブチームでないと大会に出場出来ないものもあります。


 これはより地方の部活動の存続を厳しくすることになります。


 従来の部活動は、あと数年で出来なくなるでしょう。


 早々にそれを危ぶんだ自治体は、国や都道府県の指示を待たずに手を打っていますが、多くの自治体は指示を待っているようです。


 残念ですが、地方では先に手を打たなければ、部活動はほぼ出来なくなってしまうでしょう。


 あなたのお住まいの自治体はどうでしょう?



 続きます。



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