僕の中の基準 | kantoku's ブログ

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バスケと子供たちを愛する人たちへ

先週末、ずっと楽しみにしていた山口県で開催される「NEXUS CUP」に参加させてもらった。

 

何が楽しみだったかと言うと、まずは参加チーム。

普段なかなか会うことが叶わない中国、四国、近畿のチームがたくさん参加していて、しかもレベルが高い。

本当にどのチームとの対戦も楽しみでワクワクした。

こんな素晴らしい機会を与えてくれた主催者の皆さんには感謝しかない。

 

次に楽しみだったのが、多くの熱い指導者との出会い。

もちろんよく知る人も多く、皆で再会を喜び合い、また初めて話す人との出会いも新鮮で楽しい。

年齢や環境、立場を越えて、バスケと子供を愛する熱い者同士、最高の語らいができた。

 

懇親会の時間もあっという間に過ぎた。

 

その中で、ある若い指導者に「百道さんのディフェンスはすごいですね」と声を掛けてもらった。

でも僕は「いやいや今年はまだまだ全然ダメです」と答えた。

「え、あれで全然ダメなんですか?」

「はい、僕の中では30点かな」

 

そんな会話から話しが弾み、ついつい思いを熱く語ってしまった。

「僕の中にはすべてのプレイに基準があるんです。過去の教え子たちの最高のプレイです。どうしてもその基準と比較してしまう。常にそこを超える選手にしたいと思っているから」

 

チームディフェンスで言うなら、ベストメンバーの最高身長が150cm、平均身長は145cmだった9期生。
チームディフェンスだけで全国の切符を掴んだと言っても過言じゃない。

 

全国大会は予選1勝1敗で敗れてしまったが、180cm近いセンターを擁し、全員が遥かにミスマッチとなる対戦相手から、1試合7本のチャージングを奪うディフェンスで食らいつき、大接戦を演じたチームだった。

https://docs.google.com/file/d/0B7-t0fx5AUMGb3ZJX1llYjlQSUE/preview

 

他にも卓越したドリブル技術でベンチの僕もあっと驚くようなアシストをするPGや、ノーマークで打つクイックショットはほとんど外さないと信頼できるクラッチシューター、抜群のポジショニングとタイミングで惚れ惚れするようなナイスリバウンドを獲れる選手だったり・・・他にもいろいろ。https://www.youtube.com/embed/NHFY1AFr5GI

 

 

20年以上の指導者生活の中で出会った素晴らしい選手たち。

その子たちのプレイは今も目に焼き付いている。

 

でもその全員が自らの努力によってセンスを磨いたものだ。

決して最初から出来たわけじゃない。

 

だからこそ思うのだ。

「不可能なんてないぞ!」と。

 

大切なのは僕が絶対に基準を下げないこと。
そして必ずそこまで行けると信じてやることだ。

そうすればピュアな子供たちはそこを目指して一生懸命頑張る!

 

今年はまだまだ未熟だ。
すなはち「のびしろ」だらけということ。

この子たちには可能性しかない。
さぁ、明日も全力で向き合うぞ!

 

WILL TO WIN !!!