あれから1週間が経ちました
なんか長〜い1週間だったな〜
まだ一週間⁇
嘘みたい…
もっともっと時が経ったように感じる


その日その時を忘れないように
ここにしたためる

仕事中に電話があったようだけど
出られず
2回目は出たけど切れてしまい
3回目の電話にやっと出たら
娘からだった

「病院から電話があったんだけど、、」
「わかった!すぐかけてみる」

電話すると…
「すぐに来て下さい!もしかしたら…
もう間に合わないかもしれないです」

「わかりました!すぐ向かいます」

同僚に話し…
「あとは引き受けたから
すぐ行って行って!」

「すみません!ありがとうございます
じゃよろしくお願いします。」

すぐに病院に向かった

あーやっぱり間に合わなかった…
ドアを開けた瞬間顔を見てすぐわかった

その後繋がれた機械を見てやはり、、、
ドラマでよく見るような
一番上の線がツーーと一直線になっていた

覚悟はしていたけど…

もう動かない少し冷たくなり始めている父の
おでこや頬や手や足を触った…

先生が入って来た
丁寧に深くお辞儀をしてくれて
瞼を開けてペンライト?で光を当て
「TVなどでよく見ると思うのですが
こうして光を当てても瞳孔が変化しませんね」

次は首の頸動脈に触れて
心臓に触れて
「もうここも、こちらも脈を打っていませんね」

一つ一つとても丁寧な優しい口調で
私に説明しながら死亡確認をしてくれた

たぶん本当は11時40分位だと思うのですが
医師が確認した時間が死亡時間になるのですね

12時15分となりました

また丁寧にさっきより更に深く
とても長くお辞儀をしてくださって
良い先生だな、、と思いました

それからまもなくエンゼルケアをして下さる事になり
「どうされますか?お着物きせますか?」と聞かれた
「着物って、、あの白い着物ですか?」
「はい、そうです」

心の中で
うーん、、やっぱりあの白いのは嫌だなぁ…

「何着せてもいいんですか?」
「ええ大丈夫ですよ」
病院がまとめてくれた荷物の中から
私が父の日にプレゼントした
水色のポロシャツ👕を選んだ

「これでお願いします」

オットの時も私がプレゼントした
オットが一番お気に入りだったゴルフウェアを
旅立ちの衣装とした

身支度が出来た父と霊安室で葬儀屋さんのお迎えを待つ事となった
看護師さん達が押す父を乗せたベッドの後を
ついて行きながら
正直私は不安だった…

テレビで見る霊安室は何か暗く少し怖い感じ…
そこで父と二人だけで……

でも扉を開けた瞬間
パーっと明るく
大理石のような祭壇にキレイな造花が飾ってあって
全体的に白っぽくイメージしていたのと
全然違った
更にもう一つのドアを開けると
外の光が明るく差し込み
全然霊安室という感じがしなかった

オットの時はどうだったんだろう?
まったく記憶にない
ただ長い長い廊下を歩いて
裏口のような所から出た事だけ覚えている

お迎え来るまで
長かったなぁ、、、
もう最後だと思い何度も何度も
美しい白い布をめくっては父の顔を触り眺めた

綺麗な顔だなと思った
しっかり目を閉じて
鼻筋が通ってて
肌色はもちろん良くないけど
とても94とは思えない位皺の少ない
きれいな顔だった

心から
「おつかれさま。生き切ったね」と話しかけた

診断書にも老衰と書かれた

オットが亡くなってまもなく…
その翌年から
9年間に及んだ父との二人の時間
とうとう最後の最後まで
二人っきりだね…

大人になってからはよく喧嘩したけど
子供の頃は本当に溺愛されてた記憶がある
父なのか母なのか、、
誰が言っていたのか…?
目の中に入れても痛くない…と
よく耳にした

振り返れば
確かになんだかんだ私には甘々だった父だった

やっぱりこうなる運命だったんでしょう

最後の最後まで
私と2人だけの世界で幸せだったね。。。


その後は子供達と孫たちとひ孫まで
みんな揃って賑やかに送れたね

みんなお手紙やら折り紙やら写真やら
お菓子、ぬいぐるみ
沢山棺の中に入れて満杯
寂しくなかったでしょ?


そして今小さな箱に入ってしまった父は
また私と二人きり

いや、お隣には
うちのハルちゃん(オット)がいました〜

そしてそこは、、場所が無くてやむを得ず
春馬くんコーナーの一角でもありまして^^;

寂しくないね〜


大きなお花がとても美しく
毎日良い香りを届けてくれてます




ちょうどお彼岸の頃まで

またずっと一緒だね。。。