2018年6月16日(土)~17日(日)にかけて東京・渋谷のライブハウス各所で開催されたサーキットイベント「やついフェスティバル2018」の2日目17日(日)にTEMPURA KIDZが出演したので観てきました。

16:10~ TEMPURA KIDZ @Harlem
[セットリスト]
登場SE TEMPURA KIDZ過去曲のリミックス
M01 ダンスナンバー
M02 ミイラキラー
M03 Find A Way
(MC)
M04 好きだ 好きだ 大好きだ!
M05 ONE STEP
(MC)
M06 Growing Pains
M07 LOLLiPOP

TEMPURA KIDZ、自らやついいちろうに直談判して出演枠を確保したとあって気合入ってました。自分たちの持っている「熱」をフロア全体に充満させたパフォーマンスでした。M04とM05にもこの日のための特別感があります。

盛況だったRAM RIDERのアクトが終わったら7~8割がいなくなってしまったので、大丈夫かな?と思いきや開演までにそこそこ戻ってきて、ステージが見通せるエリアの6~7割くらい人が入った形でスタート。「CIDER CIDER」とか「マスクマスク」(だったと思います)などの曲をリミックスした登場SEが流れてFind A Way衣装のTEMPURA KIDZ登場。いきなり得意のダンスナンバーでスキルと熱量の高さを見せ付けるのは最近の定番スタイル。

勢いを駆って「ミイラキラー」からの「Find A Way」。私の近くにアイドルヲタさんのグループが居たのですが、ノリノリでした。意図的なのかどうかわかりませんが、「Find A Way」のAOのパートが曲調がケチャしやすいところが多いので、AOに熱いケチャが贈られてました。

MCはやついフェス出演の直談判の話。「同じイベントでMCされてて、ステージの上で頼めば断れないだろうと思って頼みました」と計算づくだったことを種明かし。以前の出演で「ステージ奥で給水して振り返ったらお客さんが半分くらいに減ってた」そうで「あまり長くしゃべってるとお客さんいなくなっちゃう」と少し急ぎ気味で「久しぶりに恋の曲やります」と次の曲へ。

久しぶりの「好きだ 好きだ 大好きだ!」やっぱり良いですね。少しいつもとアレンジ違ってる感じでした。Dさんのブログによれば間にダンスパートを挟んでいたそうです。そこから「ONE STEP」でたたみかける訳ですが、またまたダンスアレンジが変わっていたように感じます。イントロ終わりのV字開脚好きだったんですけど、ありませんでした。ただ、全般的に動きがダイナミックで新・TEMPURA KIDZらしさが伝わってきました。

「ラスト2曲です。タオル持っている人は振ってください。持ってない人は持ってるもの何でも良いので振ってください。」という駆け足のMCから「Growing Pains」から「LOLLiPOP」で大団円。

いやー楽しい時間はあっという間に過ぎちゃうなー、もうちょっと長いと良いのになーと思ったら周りで「早くね?」という声。時計を観ると持ち時間を10分近く余してました。うわー時間あるならもっとやって欲しかった。前後の出演者がDJ setということで、TEMPURA KIDZだけステージを広く取るため機材を撤去しなくてはならなかったという事情もあったのかもしれませんが、もう1~2曲入れて欲しかったなー。

パフォーマンスも熱気が凄かったのですが、少し雑な感じがしました。前の週までは主宰イベント「THE BLOCK PARTY Vol. 5」の準備で忙しくて、最近のTEMPURA KIDZのライブのような丁寧に作りこんだ感じがありませんでした。この日は水前寺清子の圧巻のステージを見せてもらった後で、キャリアの差みたいなものも強く感じました。キャリア54年と5年を比べちゃぁいけないんですけどね。若いからこその魅力もある訳ですし。

会場のHarlemは柱が多くて死角の多いフロアだったんですけど、KARINが上手側スピーカーにしがみつくように身を乗り出して、スピーカーの影になっているフロアの観客に目線を送っていたのが印象的でした。来年もあれこれ策をめぐらして出演枠をもぎ取ろうとするのでしょうが、次回はもう少し見通しの良い会場でやらせてもらえると良いですね。