松井 誠 Produce公演
『喧嘩の花道』
@渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール

大衆娯楽劇の王道を歩む松井誠
総勢20名のキャストと共に
歌に舞に立ち回り 所狭しと大暴れ
バラエティー豊かな舞台に乞うご期待!

【第一部】
歌舞芸宝尽くし

【第二部】
喧嘩の花道

赤穂の今朝次(松井誠2役)と
吉良の勘蔵(野口尋生)は先祖からの因縁が続いていた。

一家を構える赤穂の今朝次の女房およし(岡元あつこ)は、
身内の一郎(佐野圭亮)、次郎(夢之丞)、
そしてヤクザになったばかりの三下六助(松井誠2役)
共にお伊勢参りに出かけた。

その道中の帰り道、長旅に慣れない六助だけは
およしの計らいで茶店で少し休んで後から旅籠に向かう事に。

六助が親分から預かった守本尊・静三郎兼光は
心配だから預かっていくよとおよしは言うが、
親分から預かった大事な守本尊は命に変えても手放さないと
六助は譲らず、六助の男気を信じておよし達は旅籠に足を進めた。

そこへ土地の親分・吉良の勘蔵とその身内がやってくる。

不穏を感じた六助は、
その場を立ち去ろうとするが勘蔵に因縁を付けられる。

六助が赤穂の今朝次の身内と知った勘蔵は、
守本尊の刀を奪い取り「身内の不始末は
親分赤穂の今朝次が直々に頭を下げに来い」と言い放つ。

六助が打たれ叩かれしていた所へ、
国定忠治の女房・火の車お萬(穐吉次代)が仲裁に入り、
六助は泣く泣くその場を後にする…。

赤穂浪士の末裔の今朝次と
吉良上野介の子孫の勘蔵。

仇討ちやくざ忠臣蔵の開幕!

【第三部】
艶姿舞踊絵巻
華のグランドレビューショー


士魂流水 野口尋生さん御出演。
踊って、舞って、斬って、
悪の親玉も演じていらっしゃいました。

野口さんとはまた全然違う悪役でしたね。
全く刀振らないし、弱い…笑 


その後、野口さんと佐野さんの龍虎を
しっかりと拝見いたしました笑ううさぎ
カッコ良かった…


全部で三部構成の今回。
久しぶりに華やかな大衆演劇を
観ることができて眼福でございました。

女形の美しさというのは、
【妖艶】の一言につきますね。

異性故に女がいかにして
「女として居られるか」をよく知っている。

一挙手一投足に色気があるし、
色香がすんごい。

「これは…絶対に勝てない…」
と膝から崩れ落ちて敗北を宣言したくなる程、
女の中の女を具現化してくれるのが女形。

女が惚れる女。


すっかり見入っていたのですが…

あれですわ…

士魂流水さん、野口さんの影響ですかね。
『天城越え』
もう私は人と同じ心持ちでは聴くことができません。笑
それをよく思い知りました。

どんなに美しい舞でも、
頭の中は宇井さんでいっぱいでした。
これは多分一生変わりません。

恐ろしい病です。笑



*+*・:.丸山小百合.:・*+*