原発事故時には中央公民館に102人避難します | 大阪府河南町議会議員 佐々木きえオフィシャルブログ Powered by Ameba

原発事故時には中央公民館に102人避難します

先日お伝えした『原発事故が起こった時の避難計画』はお読み頂けましたでしょうか。


河南町では102人を中央公民館で受け入れる事になっています。中央公民館に102人を収容できるキャパシティがあるのか見てきました。


中央公民館2Fには40人ほど収容できる講堂



10畳の和室が2部屋(サークル活動をされていたので撮影は控えました)

1Fには

工作室



調理室があります。








これで102人が避難できるのか??

正直、現場を見学しただけでは判断がつきません。



少し調べてみた所、日本では避難所における一人当たりの占有面積の基準は1.67㎡/人、2㎡/人、3.3㎡/人、4㎡/人と組織によってバラバラです。

ちなみに国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が定める難民キャンプの設置基準は3.5㎡/人です。長期滞在を前提として、実績も十分にある難民キャンプの基準はとても説得力のあるので、これを採用すると・・・102人だと357㎡、約108畳必要となります。

こちらのページを参照すると、

中央公民館の敷地面積は1,494㎡、延床面積は518㎡だそうです。
詳しい内訳としては講堂109.82m² 会議室28.50m² 和室37.39m² 料理室76.80m² です(データが古いのですが、会議室が現在の工作室だと思われます)。

避難者が居室として利用できそうなのは講堂109.82㎡+会議室(工作室)28.5㎡+和室37.39㎡で、合計175.71㎡です。つまり、1.72㎡/人という面積です。



東日本大震災の時、石巻赤十字病院が石巻市内の避難所を調査したときに、2㎡/人という避難所が多く存在することを問題視して、副市長に改善要請をしたことがありました。

このことから考えても、1.72㎡/人というのは、かなり厳しそうに感じます。



いざとなれば、廊下や駐車場まで利用するのかも??



とにかく、現時点では避難計画が実現可能なものとなることを願っています。










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