新年度を迎えるにあたって 勉強の意義を考える | サムライ英語 with 韓国・中国語のすゝめ

新年度を迎えるにあたって 勉強の意義を考える

新年度を迎えるにあたって、もう一度勉強の意義について考えてみたいと思います。

基本姿勢: 学力とは結局、人格を磨くこと

1)本物を目指そう
前政権では「2番じゃダメなんですか」と発言した大臣もいましたが、現在の安倍首相は所信表明演説の中で「世界一を目指そう」と強調し、日本経済も少しずつ復調の兆しが出てきています。他国や他人と比べてどっちが上か下かと比較しあうことはそれほど意味のあることではないと思います。しかし、自分の中で満足のいく仕事、満足のいく勉強ができたかどうかは絶対に大事なことです。
野球選手は、自分がいままでより速く走れなくなったとき、今までより強く打つことができなくなったとき、自分の引退を決意します。もうこれ以上向上を望めなくなった時が終わりの時です。では皆さんはどうでしょうか? まだまだ未知数です。100パーセント、完全を目指して今は頑張る時です。

2)役に立つ人間になる
本当に力を発揮するときは、最後のギリギリまで追い詰められ諦めかけたときに、愛する人の顔が浮かんだ瞬間です。その時に、劣勢を挽回して、形勢を逆転させることができます。人間の自分のために頑張る力は弱いものです。難しいことや苦しいことがあればすぐに止めてしまいます。しかし、人のためである時は想像以上の力を発揮します。
病気で苦しんでいる人を助けるためには医学の勉強をしなければなりません。お金のことで悩んでいる人がいてその人を助けようとすれば経済の勉強をしなければなりません。人の悩みは千差万別です。一人ひとり違います。その悩みを解決するには、問題の原因を解明し、その解決策を提示してあげなければなりません。その分野のプロにならなければならないのです。

3)笑顔の大切さ
勉強とは人を押しのけて上がっていくものではありません。弱い自分と戦って、人のために生きようとする自分を励ましながら、不完全で未知なことの多い自分の知識を高めていく作業です。この作業は続けていけば続けていくほど、自分の心が清く温かくなっていくものです。そして、自然と笑顔が顔からこぼれるものです。
逆に人と争い、間違った行為をしてもそれが強さの証しのような生活をしていると鬼のような顔になっていきます。人は自分の顔に責任を持たないといけないと言われます。心が外に現れたのが、その人の顔です。ですから、どんなときにも人に笑顔で接することができるようにしましょう。

以上挙げた3項目は、知識と行動によって人格を高めることを言っています。早寝早起きの習慣、家族・友人・周りの人々との会話、勉強とクラブ活動の切り替えなど、毎日の生活の一つ一つの活動のなかで、自分を豊かにしてください。それが学力につながっています。