【日刊】是々非々ブロマガ【02月09日号】 | 嶽正義 チバを盛り上げる!
【編集前記】

本日のブロマガは二本立てです。
前半では7日に投開票が行われた京都市長選について。
後半では菅直人元首相の街頭演説について取り上げています。
自信をもってお届けしますのでどうぞ最後までお読みくださいませ。


繰り返される「非共産対共産」構図 京都市長選 大阪に比べ「市民の関心度」低く

このブロマガで選挙戦について取り上げるのは3度目。
うち選挙結果について書くのは東京都府中市長選(※記事はこちら)に次いで2度目。
今年は既に地方自治体の選挙は市長選以上に限ると11回(※無投票2回)行われています。
表にしてみましたのでご覧になってみてください。

■今年の地方自治体選挙も既に「投票率は過去最低」の文字が並ぶ

投票率に注目して見てみると中津川市、宜野湾市長選を除くと何れも50%台を割っています。
つまり選挙民の半数以上が投票を棄権しているということに。
年明け選挙で全国的な注目度も高かった宜野湾市長選が高かったのは分かります。
しかし他の市長選挙では何れも『投票率は過去最低』の文字が並び、
上尾市長選に関してはもう少しで投票率が30%台を割り込むという深刻な数字に。
(※ちなみに過去最低の投票率は1979年の京都市長選の16.13%です。)

それと『選挙戦の争点が見出せない』というのも深刻な問題です。
これも最近行われている国政選挙や地方自治体の選挙でよく言われていることの1つ。
毎回思うことではあるのですが、争点が見出せないって本当でしょうか?
争点ってマスメディアが見出すものではなくて、
候補者本人や選挙民の1人1人が独自に見出していくものだと個人的には思うのです。

例えば今回の京都市長選。
「非共産対共産」の構図というのも、ある意味においては分かりやすい「争点」です。

日本共産党
の候補者で良いと思うのか悪いと思うのか。

今回の選挙戦においては最終的に「共産党の候補者はちょっと・・・」という結果になりました。
ただ京都府というのは昔から日本共産党の候補者が強い地方自治体の1つではあります。
ですから現職と言えども必ずしも「安泰」というわけにはいかない地方自治体ですね。

■日本共産党の地方自治体の選挙戦略に対する疑問

今回の京都市長選で私が感じた最大の疑問。
それは日本共産党の候補者の政策部分についてでした。

例えば現職の門川大作候補にほぼダブルスコアで敗れた本田久美子候補。
本田氏のホームページを開くといきなり”音声”が流れます。
音声が急に流れた時点でビックリ!してページを閉じてしまう人が多いのではないでしょうか。
これは選挙戦略として間違いだったと思います。
また日本共産党の候補者だから致し方ないのかもしれませんが、
ホームページ全体が赤すぎます(汗)。

■門川氏と本田氏の決定的な相違点

門川氏が白を基調にしているのに対して、本田氏のページは原色の赤が目立ちすぎます。
これも戦略上のミスだったのではないでしょうか。
赤を基調にするとしても、せめてもう少し淡い赤にするとか工夫できたはずです。
これだと日本共産党の「党」のイメージが強すぎて候補者本人のイメージが薄まります。
日本共産党の支持者には良いかもしれませんが、
「無党派層」の支持を取り込むのには寧ろ逆効果だったんじゃないかな?
と私は思うのです。

せっかくホームページの中盤にかけて政策が掲げてあるのにこれだとちょっとね~・・・。
あとこれは本田氏に限らず、地方自治体の選挙に出馬する日本共産党の候補者の大半に
共通して言えることなのですが、「憲法」とか「戦争法」を多用し過ぎます。

このブロマガでも既に書いていることですが、「憲法」や「戦争法」は国政のテーマでしょう。
もちろん、府民や市民の生命と財産に直接的に関わってくるテーマではあります。
それは私もよく分かっているんです。
ですけど地方自治体の選挙でこのことを大々的に掲げられても正直困ります。
「安保法制」や「脱原発」について主張したいなら国政選挙に打って出るべきなんです。
これが国政選挙での「公約」なら理解できるんですけどね・・・。

せっかくやる気があって、SNSもフル活用しているのに何か勿体ない。
私は日本共産党の支持者ではないので本田氏が負けたことに関しては何も感じません。
ですけどせっかく現職の候補者との政策を見比べてみたくても、
最初の段階で「勝負あった!」という気がしてなりません。

■ホームページの見やすさも勝敗の分かれ目に

一方の現職の門川氏のホームページを開くと最初に目に入るのが”ビジョン”。
「くらしに安心」「豊かさ実感」「未来に責任」と漠然とではありますけどビジョンが分かります。
また全体的にホームページの作りがシンプルなのも分かりやすくて良いです。
これだと「政策」のページもゆっくりと見ることができます。
見やすさ重視でホームページに来た人によく配慮されたホームページだなと思いました。
ただでさえ現職候補がこうなのですから、
挑戦者の立場である他の候補者はホームページと言えど少し考えなければいけません。

■県政や市政にもう少し関心をもっていただく為に

今回も決して高い投票率とは言えません。
選挙民の約3分の1は投票を棄権している状況です。
私はこのブロマガを通じて県政や市政に対し、
少しでも関心や興味を持っていただければ良いなと思って書いています。
私達の生活を良くするには県政や市政に関心をもち、尊い1票を投じることから始まります。


【衆参同日選】菅直人元首相は早くもキックオフ!
自らを歌舞伎役者に見立て「悪を倒す」「暴走止める!」と鼻息荒いが・・・


実に面白い記事を見つけました!
2014年の第47回衆院選で最後の当選者が誰だったか皆さんはまだご記憶ですか?
その人は民主党元代表であり、第94代内閣総理大臣にもなった菅直人氏でした。
憲政史上、内閣総理大臣経験者が最後の当選者になったのは菅氏が初めて。
今後二度と被られないような不滅の記録と言っても差し支えないでしょう。
しかも最後まで議席を争っていたのが当時の民主党代表であった海江田万里氏。
民主党の要職を務めたお2人による最後の1議席を争う戦いが妙に記憶に残る選挙でした。

菅氏は「衆参ダブル選のキックオフ」と銘打って街頭演説を2月7日から始動。
まだダブル選と決まったわけではないのに随分と気の早いことで・・・。
新人議員なら分かりますが、内閣総理大臣経験者がこの時期から早朝の街頭演説。
おそらく菅氏には相当な危機感があるのでしょうね。

大変だと思うのは早朝から菅氏についている警視庁警備部警護係(SP)の方々。
朝早くから本当にお疲れ様です。

しかし菅氏は本当に民主党所属の政治家なんですかね~?
遊説では「原発」「憲法」「格差」の3点に絞って演説。

『安倍政権の暴走』STOPを訴えたようです。

出ました!!『安倍政権の暴走』というキーワード。
このキーワードは本来、日本共産党のものだったと思うのですが・・・。
しかも「原発」「憲法」「格差」って3つともに日本共産党が訴えていることでは?
これだけ見ていると日本共産党に移籍したのかと勘違い(菅氏だけに)してしまいます。

■安倍首相は憲法9条を変えると発言したのか


菅氏の「憲法」に関する遊説での発言。

自衛隊の海外派遣に関しては、
安倍さん、だんだん調子に乗って最近の予算委員会で憲法9条も変えるんだ
あれもこれも変えるんだと言い出した」と述べ、 憲法改正への反対も表明。

まず私の目に留まったのはこの部分。
安倍首相はいつ予算委員会で憲法9条も変えるんだ、あれもこれも変えるんだと言ったのでしょうか。
菅氏の言う「最近の予算委員会」というのは2月3日の衆院予算委員会を指しているものと思われます。
では安倍首相の答弁を見てみましょう。

首相は戦力の不保持を宣言した憲法9条2項について
「7割の憲法学者が自衛隊について憲法違反の疑いを持っている状況をなくすべきではないか、
という考え方もある」
と述べ、改正の必要性に言及した。
自衛隊については「60年以上にわたり国内外で活動を積み重ね、
いまや国民の支持は揺るぎない」と強調した。

さらに、現行憲法について「占領時代につくられ、時代にそぐわないものもある」と指摘。
その上で「私たちの手で変えていくべきだとの考えの下で自民党の憲法改正草案を発表した。
国会は発議するだけで、決めるのは国民だ。
国会が国民に決めてもらうことすらしないのは責任の放棄ではないのか」
と述べ、
改めて憲法改正に前向きな姿勢を示した。

具体的な改正内容については「国民の理解が不可欠だ。
国会や国民的な議論と理解の深まりのなかで、おのずと定まってくる」
と述べた。

産経ニュース 2016.02.03
【衆院予算委員会】安倍首相、憲法9条改正の必要性に言及

菅氏にもよく見てもらいたいのは『変える』とは1度も言っていないのです。
憲法改正の必要性について『言及』しているだけなんですね。
しかも「あれもこれも」って抽象的過ぎるし”論理のすり替え”じゃないですか?

あと私が最も驚いたのはこの部分。

北朝鮮が7日に弾道ミサイルを発射したことについて
「万が一、日本が攻められたときには自衛隊や米軍にがんばってもらって防衛する」としつつ、
「日本が攻められてもいないのに、イラクやアフガニスタンなどにまで行って
自衛隊が戦うということはしない」と主張した。


この発言は命を張って日々頑張っている自衛隊や米軍に対してあまりにも失礼です。
菅氏の自衛隊や米軍に対する認識がこの発言でよく分かります。
私は自衛隊や米軍の命が軽んじられている発言に一番腹が立ちましたね。
こういう見識の人が第94代内閣総理大臣だったんです。
本当に恐ろしいことだと思います。
まぁ菅氏の目にはアフガンやイラクで自衛隊が戦闘をしていると映っているのでしょう。
改めて書きますが、こういう認識の方が内閣総理大臣だったんです。
いかに民主党政権時代、日本の国力が弱められていたのかがよく分かります。

■党内には「菅氏もそろそろ後身に道を譲ってほしい」(党幹部)との声も漏れる


民主党執行部も菅氏の”処遇”には頭を悩ましていると思いますよ。
自ら引退を宣言してくれれば大万歳。
しかし本人は意気軒昂で「引退」の二文字はさらさら無さそうです。
こんな日本共産党みたいな遊説をされたら、
ただでさえ低い政党支持率に拍車をかけることになるでしょう。

■維新の党との新党結成について

「基本は今の安倍政権にストップをかけるために一番強力な態勢を作ることだ。
私(が代表)のとき、たくさん合流した。政権交代もできた。ドンドン合流していけばいい」


維新の党と新党結成をすることが一番強力な態勢になると本当に考えているのでしょうか。
私は全然そうは思えません。
菅氏のような考え方をもっている人が考えているのが所謂『野党連合』。
日本共産党や、民主党在籍時代は仲の悪かった生活の党小沢一郎氏に近い考え方。
またたくさん合流したから民主党はずっと混迷が続いているんじゃないですかね。
「政権交代」だって自民党の自滅によるところが大きかった。
それでよく「ドンドン合流していければいい」なんて言えますよ。

『自分が当選するためなら手段は選ばない』

私にはそうとしか見えませんね。


【鴎日記】13日はナバーロと二木に期待!

今月13日に初の実戦となる台湾ラミゴとの試合が行われます。

【サンスポ】ロッテ・ナバーロ絶好調!13日4番デビュー「状態、感触いい」

この試合で4番デビューを示唆されているのが新外国人選手のナバーロ。
チーム待望の長距離砲は6日のフリー打撃で『1人バックスクリーン3連発』を達成!!
早くもその長打力を存分に首脳陣へアピールし続けています。
伊東監督も現段階で「いまのままなら問題はない。4番もある」と太鼓判を押しています。
私も今のままなら特に問題は無いと見ています。
しかし問題は開幕までの約1ヶ月半。
今は打てていても、必ずどこかで苦しむ場面が訪れるはずです。
そこを上手く乗り越えることができれば、チームにとって確実な戦力へとなり得ます。
とにかく昨年は年間を通して長打力不足に悩まされたマリーンズ。
ナバーロの実戦デビューが今から待ち遠しいです。

もう1人、台湾ラミゴ戦で期待されている選手がいます。
3年目の二木です。

【スポニチ】二木“開幕投手”13日VSラミゴ「チームに勢いを」

昨年はシーズン最終盤の10月5日に一軍初登板を果たしました。
5回を被安打4,自責点1に抑えてチームの勝利にも貢献。
プロ入り初勝利こそお預けとなりましたが、2016年に期待をもたせる投球でした。

13日の台湾ラミゴ戦では”開幕投手”を言い渡されています。
例え公式戦じゃなくとも「開幕投手」に指名されることは名誉なこと。
二木も「初戦なのでゲームをつくってチームに勢いをつけたい」と話しています。
伊東監督も「期待している投手」と話しているように、今年はまずプロ初勝利を期待!
一軍で先発のローテーション投手になれるよう、
まずは”開幕投手”の名に恥じない投球をして首脳陣にどんどんアピールをしてほしいですね!!

[観戦成績] 000
[通算成績] パ・リーグ -位  000

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