「ジョリー・タイムス」は、雅代さんのご主人・ロブさんが

生前、「日本の皆さんに、生のアメリカの様子をお伝えしたい」

と書いてくださっていた、大人気のコラム!

 

ジョリー(Jolly)というのは、ロブさんの苗字で、

「楽しい、愉快な、陽気な」という言葉。

 

今日は、優しくて、ジョリーそのもののロブさんの、

楽しくて心がほんわかする何度読んでも笑ってしまう、

エッセイをお届けします。

 

写真:ロブさん

 

 

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妻の雅代には稀に見る集中力があるのですが、いつも集中ばかりしていると

大変なので、そのバランスをとるためか、何を考えているのかわからない、

英語ではスペーシィー(spacey)という、

「意識が別の世界に行ってしまっているような」時がよくあります。

 

そういう時にはきまって、私がドアを開けただけでも、

「あ!びっくりした」とすぐ何にでも驚いてしまうのです。

 

私が「私はあなたの夫です。覚えていますか? 
見知らぬ人間でないですよ」
ということもしばしばです。

 

 

そんなわけで、私が彼女と付き合い始めてから一番最初に

自然に覚えた日本語は、「あ! びっくりした」でした。

 

そこで、私が時々彼女の真似をして、「あ! びっくりした」とからかうので、

彼女は私を本当にびっくりさせようとたくらんだようです。

 

しかし、彼女が私を驚かそうとしても、彼女の

おっちょこちょいの作戦は、用心深い私にとっては、

「頭隠して尻隠さず」でいつも失敗に終わるのでした。

 

ある時、彼女が私を驚かそうと考えついた作戦が、

以前に仮装パーティの為に使ったマイク・タイソンのお面を使った

いたずらだったのです。

 

写真:雅代さんとロブさんのお相撲さん仮装。

雅代さんは前が見えづらく、ゆっくりしか歩け

なかったのが、この写真を見てその原因が判明。

なんと、目でなくて鼻の穴から外を見ていたのです!

 

 

そしてある朝、彼女は静かに私にばれないようにお面をつけて、

またベッドの中に戻ってきて、私が目が覚めるのを待とうとしたようなのです。

 

しかし、隠し事のできない性格の彼女は、私が絶対に驚くだろうと

想像しただけでも、嬉しくておかしくて、笑いがひとりでに

込み上げてきてしまったようなのです。

 

それを止めようとすればするほど、体がブルブル

揺れてしまい、とうとう私は目を覚ましてしまったのです。

 

それで、一体何が起きたのかと、彼女の方を見た途端、

私のベッドの隣りで、不気味な男の顔が目の前に!

 

 一瞬ドキッ!

 

すると次の瞬間、笑いをこれ以上止められない限界まで達していた彼女は、

喜びのあまり大声で笑い出したのです。

 

これが私の人生での、最初で最後の

「あ! びっくりした」の瞬間である事を願います。

 

私が「あ! びっくりした」ので、彼女はとうとう

「やった」という感じで、その日はほくほくしていました。

 

Sleeping beauty

 

写真は、その時の様子を再現したものです。

この写真を撮りながら、雅代らしいグーフィー

(ちょっと変わっていて、抜けていて、おかしい)な

アイデアだと、またあきれながら笑ってしまいました。

 

彼女との人生は全く退屈でないこと請け合いです。

ちなみに、結婚してから私の髪の毛は真っ白に変わりました。

 

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