先日横浜駅のタクシー乗り場でタクシーを待っていました。
いつもは空車の列ができているタクシー乗り場ですが、雨が降っていたせいで1台もいませんでした。
先頭でタクシーを待っていたのは、小学生くらいの子供でした。
雨が強くなったせいでみんなが屋根のあるところに避難したその隙に、外国人のビジネスマン風の人が割り込んできました。
そこへタクシーが1台やって来ました。
先頭にいた小学生は、その車に乗ろうと屋根の下から駆け出しました。
それを押しのけ、外国人ビジネスマンがタクシーに乗ろうとしました。
その勢いで小学生は転んでしまい泣いています。
みんなが傍観しているだけでした。
僕の鼓動がドキドキしてきました。
僕は思わず駆け寄り、外国人ビジネスマンの腕をひっぱり、「列の最後尾に行け!」と叫んでいました。
始めは抵抗されましたが、ようやくあきらめ、外国人ビジネスマンはその場から姿を消しました。
気が付くと小学生は既にタクシーに乗って行ったようで、何もなかったように他の人もきれいな列を作っていました。
そこで僕は目が覚めました。
夢だったのか…
しかし夢だったと分かった瞬間、ものすごくドキッとしていまいました。
もしこれが現実だったなら、同じように行動を起こすことができただろうか?
他の客と同じようにただ傍観していただけなんじゃないだろうか?
普段あまり夢を見ない僕が、こんな夢を見たのは、何かの教訓だったのかも知れません。
人を思いやる気持ちを忘れないように生きていこうと誓いました。