今回はリーディング学習法について。
リーディング、と一口で言っても、その目的や方法は千差万別です。
前回のホンモノリーデングテクニックでは、リーディング力を上げつつ、ボキャブラリ増強やライティング力まで同時に鍛えられるテクニックを紹介しました。
いわゆる精読と言われるテクニックですね。
さて、本日は、英文を大量にインプトすることによって、英語のマインドを作ることを目的とした多読の方法を紹介します。
そこでおすすめなのが、ペーパーバック。
レベルも様々で、TOEIC500点レベルから読めるものもあればTOEIC900点ほどの難関レベルのものがあります。
今回は、シドニー・シェルダンというサスペンス小説では巨匠と呼ばれている人のペーパーバックを紹介。
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アメリカTVドラマ『24』のような、テンポの良いストーリー性が持ち味で、その小気味よさを文章で堪能できるシャルダンのマスターピースです。
驚くほど、英語が分かりやすく、高校生程度でも十分読めます。
物語の最後ではいつも大どんでん返しが。
サスペンス、ミステリー好きの方には、たまらないストーリーになっています。
シャルダンの小説は他にもたくさん出ていますのでこちらでチェックしてみてください。
個人的にですが、以下のペーパーバックが好きです。
Angels & Demons (Robert Langdon)
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シェルダンほど、英語が分かりやすくありませんが、ふだんお目にかかれないような英文を見つけることができます。
Vittoria was laughing as she straddled him, her hands holding down, her eyes ablaze with a mischievous fire.
(ビットリアは笑いながら彼の上にまたがり、腕で押し倒した。彼女の目は、いたずらっ子のように輝いていた)
こんな表現が読めるのはペーパーバックならではでしょう(笑)
Amazonでは、ペーパーバック人気ランキングなるものもあるので、自分に合ったものを見つけてください。
では、ペーパーバック学習の注意点を言います。
①分からない単語を逐一、辞書で調べないこと。どんどん読み飛ばして、文脈から想像できるようにしましょう。
②「楽しむこと」を目的に。おもしろくない内容であれば、読むのを止める勇気も必要です。楽しんで、のめり込むことが優先です。
③あまり難しくなく、分厚くないものを。長続きしません。
④気になった単語、この表現おもしろいな、と思ったら、メモをする癖をつけましょう。
では、英語楽習を楽しんでください!