みなさん、こんばんは。
深山です。
本日は都内でMVの打ち合わせでした。
美味しい太麺のナポリタンとチョコバナナパフェをすっかりご馳走になってしまいました…
このまま帰るのは少し早いかなという気分でしたので原宿に行ってみることに。
「バートンいるかなぁ…」
ってお店を探しましたが、店内が静かだったので恐らく居なかったのでしょう。
無地で変わったデザインの長袖のシャツが欲しかったのですが、ウンコ色しか見つかりませんでした。
しょうがなくSとMを手にとって試着室へ…
Mサイズを着てみると全然ダメじゃん的な印象だったのですが、Sサイズを着てみると良い感じだったので買いました。
襟が無いシャツなので体を鍛えないと貧相な雰囲気です…
どういう訳だか、僕は試着室に入るといつも尿意を催すのですが、これはどんなメカニズムなのでしょうか?
そのほかにも、本屋、レンタルショップでも同じように催します。
僕が考えるに、「これから服や本を選ぶのに集中するぞ!」という事で体が気合いを入れる為、不要な尿を排出したがっているのだと思います。
はい、この話はもうやめにしましょう。
さあ、観てきましたよ。
ムーンライト!
えーとですね、
はっきり言って難しい映画です。
でもオススメ度はかなり高い…
世の中には本当に多種多様な映画作品があると思います。
王道を行く娯楽映画から、一風変わったカルト映画、観客の人生観を変えるほどのヒューマンドラマを擁するものから、駄作と呼ばれる迷作(個人的には、多くの人が低評価でも作品自体が悪いとは思いません)まで…
そんな中であっても、このムーンライトという作品は非常に珍しい性質を持った映画だったように思えます。
監督がこの作品で表現したかったのはズバリ、主人公の心情ただ一点だったのでは無いでしょうか!
と言うのも、物語の中で展開があっても事件が起きても、それをほとんど強調しない表現方法が続きます。
これは非常に繊細で高度な技術であり、撮影における構図が重要な鍵を握っていると思います。
そもそも撮影における構図を簡単に言うと、寄る(近付く)、引く(離れる)などと言う被写体との距離があります。
オシャレなパンケーキをiPhoneで撮影するときに女の子が近づいたり離れたりするアレと同じです。
そしてアングル。高い位置から見下ろすのか、低い位置から見上げるか。
それと少しダルいんでスルーしたくなる焦点の問題。フォーカス、ボケ感、深度。まあピントがずれてるとか合ってるっていうヤツです。
まあ主にこんな感じですけど、その他にも色々な要素があって、実際は無限に存在する選択肢の中から1つの画を選ばなければいけません。
話をムーンライトに戻します。
ムーンライトの撮影技術は、「映画的な美しい構図を出来るだけ避けますよー」って感じです。
なぜ映画的な美しい構図を避ける必要があるのか、それはですね…
これが映画だと感じさせない為!ですね…
(ちなみに僕の個人的感想なんで全く違うかもしれない。普通にカメラマン下手くそだったのかもね…笑)
色味等に関しては非常に美しいので優れた感性を持って作られたのは間違いありません。
知っていることや出来ることを全て披露するのは子供の行動です。優れた表現者は、数ある引き出しの中から取捨選択してコントロールする能力を持っています。
ムーンライトで美しい映画的な画があったのは、本当に最後のラストカットだけでした。
冒頭からスクリーンの中に預けていた観客の心は、ラストカットの一瞬だけ自分に戻ってきます。
そして、映画はエンドクレジットへ…
あまり多くを言いたくないのですが、
本当に大事なシーンが1つあります。
ところが、やはりそこも特に強調することなく過ぎて行ってしまうので絶対に見落とさないでもらいたい…
主人公はある人物に殴られます。殴られても、立ちます…そこが肝です。
えー、なんか真面目な映画だったから少し真面目に書いちゃいましたが…
別に重い映画じゃなくてハッピーエンドな感じでブラックの人が主人公でゲイの話のポップなヤツなんで観た方が良いっすー!
それでは、みなさん。
今日も一日お疲れ様でした。
明日も良い日にしましょう。