年末ですね。


自分としては大きな変化があった年になりました。


埼玉から仙台へ、遠いということを理由で、学ぶことを躊躇していた多次元操体法を、2月から12月まで毎月学びに行ったこと、上川名修先生に出会えたことで施術が大きく変化しました。


前々から上川名先生に会いに行きたいと思っていた時に、鍼灸大学時代の同級生が年賀状で操体法に出会って治療に取り入れているということが書いてあり、もしかして仙台の上川名先生に習っているのかなと思ったら、その通りだったことから、一気に仙台に引き寄せられました。


今思えばよく一年間、仙台に通ったなと思います。


毎月習ったことを持ち帰り、患者さんに施してみる。


より丁寧に患者さんに接する、丁寧に触れることを一番最初に習いました。


どうしても今までの治療の感覚で患者さんに触れると雑に触れてしまう。


思い切って、今までの力を頼る治療を極力減らし、丁寧に患者さんに触れることを第一に考えながら施術しようと決めました。


治療中だけではなく、普段から物を触る時、動かす時、息子と接する時から丁寧に優しくする様にしました。


すると自分がいかに今まで雑に物を扱っていたかがかわかるようになりました。


それはきっと自分の身体の扱い方にも繋がっていると思います。


ただ丁寧だけではなく、素早く動かす時は丁寧に素早く、丁寧にし過ぎて頼りなくならないように調節したり、自分の感覚に自信が持てるようにしていきました。


丁寧に患者さんに触れている時、私自身、患者さん自身も今の感覚に意識を集中させます。


昨日までの身体の感覚も大事だけれど、今の身体の状態に集中して頂く。


今この時を大事に味わって頂き、身体の変化を感じて頂く。


痛いところ探しではなく、心地よく、気持ちよく動かせる動作をゆっくり丁寧に見つけていきます。


身体と丁寧に向き合う事で、強い力ではなくても身体は良い方向に変化していきます。


痛みが出ているところが、痛みの原因ではない事があります。


痛みが出ているところは結果であって、身体が痛みを出さないようにしていたけれど、踏ん張り切れずに痛みを出して、身体の持ち主に気づかせる。


痛いところをいくら治療をしても良くなっていかないことを修行時代から疑問に思っていました。


多次元操体法では、痛みが出ているところが原因ではなく、まずはそっとしておく。


痛みのないところから、心地よく動かしていき、心地よい動きを選択していきながら身体全体を整えていくことを学びました。


痛いと思う事、嫌だなと思うことは極力避けていく、選択しない、感じさせないようにする。


そして不安をどんどん小さくしていきます。


そして自分自身の身体を信じれるようにしていきます。


操体法で身体を治すというよりも、患者自身が心地よい動きで身体を動かすことで、不安を自信に変えていきます。


操体法を施している私自身も心地よくなっていきます。


今までの治療と大きく違うのは、治療していて疲れないということ。


施術者が疲れると、患者さん自身に伝わります。


操体法を学ぶまでは、施術者が精一杯施術をする事でより良い刺激を患者さんに伝えることが出来ると思っていました。


それは疲れを患者さんに伝えているだけだとわかりました。


力強く、目一杯押さえたり刺激することで満足していたのは自分だけでした。


多次元操体法では極力術者は疲れないように、無駄な力は抜いて、丁寧に接することで患者さんに楽になって頂く方法です。


身体だけではなく、心からリラックスしていただき、心地よいなと思える時間をお互いに共有していきます。


力比べではなく、術者と患者さんとの釣り合いが身体をより良い方向に整えていきます。


この一年でたくさんのことを学んで実践して、患者さんに感じて頂きました。


来年は操体法も鍼灸もどんどん熟成していきより良い形で患者さんに提供出来たらなと思っております。


1230日(月)で年内の診療は終了致します。


来年もどうぞよろしくお願い致します。